第十二幕
剣心と刃衛の戦いは視点の入れ替えが巧みで、最初は狂気の人斬り 鵜堂刃衛と戦っている剣心の視点なんです。剣心の読みの上を行く描写を入れて刃衛の強さを表現する一方で、この後への布石を打っている。
第二幕
文明開化の明治にあって権力も持たず、剣一つで何が出来るのか、という山県の問いへの答え。『るろうに剣心』の連載開始は1994年と今から30年近く前なんだけど、すごく今っぽい主張にも感じる。
第一幕
「流浪人」「逆刃刀」という造語をさも存在するかのようにさらっと出したかと思えば、幕末の殺人剣 飛天御剣流と明治の活人剣 神谷活心流、生き延びた剣心と死んだ薫の父を丁寧に説明して対比させる。上手いなぁ。
『るろうに剣心』は、死後に幸せはなく今生こそ全て、という価値観でこそ成り立つので「閻魔相手に地獄の国盗り」というラストは曲筆なんだけど、志々雄らしいし、由美らしいし、方治らしいから許せてしまう。作者の登場人物への愛が、世界観の超越を許したという感がある。
チート付与魔術師 21話
サイクロプス討伐編は
・対サイクロプス作戦
・レインの秘密にまつわる思惑の交錯
この2つの要素がパラレルに「どんな秘密(レインの能力、マルチナのランク、サイクロプスの正体)でも隠し通すのは難しい」というテーマで繋がっていて美しいプロット。野球パート以外は。。。
#僕ヤバ
山田はミルクティーが好き、って市川は知ってたんだよな。(出典 ツイヤバまとめ1 https://t.co/rmSrXcSa6z )
平野耕太『ドリフターズ』7巻
かつて「維新の悪役」だった新選組は、1920年代の終わりからの子母澤寛の著作によって再評価されました。1921年生まれの菅野は再評価後の時代で育った人ということになります。
(新選組に悪感情のある明治期の人を登場させてもよかったかもしれないが)