本作はこのように、とにかく自分の好きをとてもとても高らかに叫び続けるのでして。読んでると、こっちもつられてウマー!!って叫びたくなる、そんな読後感。人の心を動かすには、まず自分の心が動いたか?こそが問われるのではないか、と本作を読んでしみじみと考える夜を、皆様も過ごして頂きたく。
飲食島に限らず、すべてのジャンルの同人作品が人の心を打つためには何が一番重要か?がこちら。そう、俺は私はコレが好きなんだ、と力の限り叫ぶことではないか、と思う訳です。技法は所詮、大砲の筒。そこに装填するタマこそが、同人作品本来の魅力のハズで。
老いてなお盛んな巨匠の情熱に、徐々に覚悟を固める心理描写が実に巧みな筆遣いで描かれており、おおぅ…こいつは、ただのナマモノじゃねぇ…ガチだ、ガチの「漫画」なんだ…!と息の飲まざるを得ない展開に。クリエイトとプロダクト、ぶつかりあう男たちの夢、そして決断。
本作では「~どう生きるか」の前日譚近辺を描いた漫画作品。もう老境に差し掛かって事実上の引退扱いされていた頃、もう映画をつくることはないだろう…と高をくくっていたスタジオジブリの鈴木P視点で物語は進んでいくのですが、さて。
そして毎号、本編よりも真っ先に見る巻末4コマ漫画をペタリ。いつも上2コマしか見せないのは、当方の驚き・喜びをこれから読む人にも味わってもらいたいからで。しっかし、あの旦那さんはこういう人だったのか…(コミケで見かけるたびにこの漫画シリーズを思い出し、必死で笑いを堪える俺
気になる中身はこんな感じ、ドン!…ええ、そうです、本作は本です。え?ピラ一枚じゃないのかって?ばっかやろう、紙は折ったら本なんだぞ、知らないのかッ!
続きましては何とも珍しいグルメが飯テロに参戦。それがこちら、サークル「ひらがな式」ひらがな(@77wxw)氏からお預かりしている『佛跳牆飲んできたマンガ』となりまして。本作は、ファッチューチョン/ぶっちょうしょう、と呼ばれる中国福建省発祥の乾物メインのスープ料理、その実食レポ漫画!
本作の凄いところは楽しい・美味しいだけを載せた、上っ面のガイド本では無い、という点。八丈島にそもそもこんな施設があったことすら知らなかった当方、このページを見た瞬間、ガツン!と頭を殴られた気分。こういった避けがちなモノをリアルに見せてくれるのは素晴らしい!
まずは本作冒頭の目次+読み方チュートリアルと銘打たれたページをペタリ。こんな感じで、全編に渡ってイラスト・漫画・写真が混在しながらも八丈島の魅力を大解説しようという野心作。絵柄も可愛くてとっつきやすく、すいすいっと読めちゃう感じ。
本作の魅力を一言で語るなら、竿役の言葉責めがエグイ、その一点に尽きる。ビッシバッシ言葉の攻めが一々心に食い込んできて変になりそうw もうね、歳取るとこういうSっ気のある物言いが老いたハートにダイレクトアタックしてくるのよね!あれ、なんでだろうね(苦笑
久しぶりに成年向けのレビューするんで申し訳ないが画像は「物理的」にガードさせて頂きたく。肝心な部分は一切見えないが、それでもこの作品の魅力は失われることがない力作。まずは導入部をペタリ。タイトルにあるように、ホストに嵌まった子が何とかラクにお金を工面しようとするが…