夜泣きで起きた幼子をあやしながら、日中の出来事が頭に浮かんだ。ふわふわとした眠気を感じる。
「パパには、内緒な」
きゃうきゃう笑うご機嫌な幼子の額にキスをする。感じていた眠気に瞼が落ちる。カタン、と背後で音がした。
「わしゅ!」
…⏳さんじゃないならいいや。
襲う眠気に、目を閉じた。
知ってる、魔力全開√。
使えるものは使え。己と我が子にかけられた、転移魔法のマーカーを。
吐息のように呟かれたその言葉はあまりにも小さく、腕に抱く我が子にしか聞こえなかった。
必死に探していたのだろう、息を荒らげた三人に言う言葉ではないのだ。
ぐりぐり描いてて思ったけど、うちの子こうだった。忘れるな作者。
ガチ泣きまで、秒。
ウォタマすぐ忘れます!!!バカ!!
うちのから、桃宅🪐くんへ。
☆原因はキミだよ、しとりん───…
お借りしてます。問題あれば消します。
誤魔化し気逸らし⏳。
🪐「警戒は結構だが、態度には出すな。子供は大人の様子をよく見ているものだ。それと、シを魔獣だなんだと言うが、こちらは『人』として扱っている。言葉には気をつけるんだな。」
【オタドト】ちいさき命⑩(完)
だいすきなの。
『ぱちぱち』が。ふんわり包まれるあたたかな『感情』が。ままを見つめるパパの目が。ぱぱの名前を呼ぶままの声が。
きっとこれからも、ずっと変わらない。
明確な言葉が欲しいと考えるは、私の我儘なのでしょうか?
───いいえ。
【オタドト】ちいさき命⑩(続)
私が、私の意思で、それを選んだんだ。
関係性を壊すのは怖い。
そのまま崩れて、なくなってしまう。そんな漠然とした恐怖がまとわりつく。
その恐怖に、あと一歩が重くなる。