「提起された問題を維持するのは簡単なことではありません」
#マンガ脚本概論
繰り返しボツを出す編集者が犯しやすいミス。そのストーリーを熟知してしまったために読者に最初に伝えるべき設定を見失ってしまう・・・これまでに時々見かけてきました。
読者をひきつける「身につまされる問題」とは(2)
「ログライン」は「あらすじ」。しかしストーリーの面白さを読む人に訴える内容の「あらすじ」でなくてはなりません。
よい「ログライン」は編集者にプレゼンするときの武器になります。
#マンガ脚本概論
ファンタジーの住民は私たちと違う価値観をもっている。
なぜ文化人類学者はファンタジーが書けるのでしょうか。
#マンガ脚本概論 https://t.co/cUnYFHUwuU
キャラクターのことを一心に考え続ければそのキャラクターが質問に答えてくれるようになるでしょうか?
答えはNOです。
登場人物を創作するということ・・・それは自分の中にはいない「他者」について知るということです。
#マンガ脚本概論
「フィクションを描くことはものの見方を改め、価値観の違いを描くことなのです」
#マンガ脚本概論 https://t.co/6t7W9qlUzX
ハリウッドの脚本術が好む「三幕の形式」は基本的に「はじめてのおつかい」「起承承承承承転結」と同じく自力でハードルを越えて問題を解決するストーリーの形式だと言っていいでしょう。3つの幕は均等ではなく第2幕は「承」にあたるので他の幕の4-5倍の量があります。
#マンガ脚本概論
【問題提起】が読者にストーリーを読ませる「推進力」になります。
長いストーリーの中で【問題】を読者に意識させ続けること。
ここがストーリーづくりの難しい所です。
読者が読んでいる途中で、提起された【問題】を忘れてしまうと「推進力」がなくなり、読む気が失せていきます。
#マンガ脚本概論
「五感に訴える表現」
私たちが描くモノクロのマンガは色も味も音も匂いもありません。読者がそれをリアルに感じるためにどんな工夫をすればよいのでしょう。
#マンガ脚本概論
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせにほかならない」(J.W.ヤング)
「面白さ」には「新しさ」と「共感」が含まれている、という法則はヤングの言葉の中にすでに生かされていることがわかるでしょう。
#マンガ脚本概論
ストーリーの「起承転結」には2つ種類がある。
自力でハードルを越えて問題を解決する「起承承承承承転結」。
運命に導かれて気づきを得る「四等分された起承転結」
物語がもつ本質的な二面性を象徴している。
#マンガ脚本概論
どんな作品であろうと読者に最後まで読んでもらわないことには話しになりませんよね。
「先が読みたくなる」物語の「推進力」。
そういう力はどうやって生まれるのだろう?
物語の「推進力」を支える【問題】の提起とその【解決】。
#マンガ脚本概論