身近な隣の人間とですら「いい関係」が結べないなら、オレの漫画のテーマ「世界平和」(笑って〜)なんかありえない。『TWIM』テロリスト三隅俊也の「理想世界」の要求に対して総理大臣ユリカンの回答「目指すべき世界」の第一歩を他者である参謀の力を借りて信じて『SPUNK』で描きました。
先日の友人映画監督との会話
オレ「これは読者の間口広げたから
新井漫画の中でも入りやすいと思うんだよね」
監督「新井さん、乳首伸ばされた爺さんが『戦争は嫌だね〜』
とかいう漫画は入り辛いんです」
オレ「えー!そ〜なのー!」
だけど圧倒的に人間讃歌『SPUNK』最終4巻は8月9日発売
生涯自分の顔や表情、後ろ姿すら肉眼で見ることもない「自分」が「自分とは違う人間」を「わかってる」なんて…たまには「自分」を疑うことも必要。自分は他人の中につくられる。
『SPUNK』最新最終4巻は8月9日発売〜!
お互い「合わない」同士の関係が
「違い」を認めたまま構築されてゆく様も見所の
『SPUNK』最終4巻は8月9日発売!
『SPUNK』3巻より。
嫌な奴を嫌ったままで誰がしあわせになるのか?
いまよりマシな関係・状況のイメージはなくはない。
『SPUNK』3巻より
性格も趣味嗜好も生き方も違うふたりが
本音を吐露して険悪な仲のまま同席。
→「自分を壊す」は新しいもの描く度に思うことだけど
今作『SPUNK』では過去最高記録目指してた!
『SPUNK』最終話脱稿後。作業部屋の大掃除してたら出て来た2話目・冬実編のパイロット版ネーム(8枚)。1話目の夏菜編とは真逆なリズムとテイストにしたいと思って勢いで描いたもの。ボツにしたのは「いままでの自分」が壊れてないから。『TWIM』のマリアと潤子辺りの空気っぽい笑→