逃げ若、鎌倉陥落のトラウマからくるものという建て付けはあるにせよ、主人公の倫理観はかなり現代的な作品なんだよな。少年誌というのも大きいかもだが、ここらへん現代人がドン引きする感覚だと感情移入しづらいし。まあ討ち取った敵将の首を上げたりはするけれど。
ペリーヌ物語。ペリーヌを行方不明になった自分の娘と勘違いした挙句、「(娘を連れて行ったのは)ジプシーかもしれない」
スネ夫がご先祖は家老だったと自慢するのと比較すると、チンプイではスネ夫顔の小金山スネ美が男爵家だと威張り、別の級友があんなの明治維新のどさくさで成り上がっただけやんけとdisっているので、ドラえもんより若干生々しい。
戦後34年で「君のために死にに行く」の感傷ガン無視して助けようとする主人公。くだんの映画見ていないけれど、戦後80年近く経って特攻に好意的な文脈を付与するの、後退している感あるな。
なお、チンプイでは、男爵家に秦氏の末裔に加えて、清和源氏の末裔と平家の末裔、さらにアニメ版では藤原氏の末裔もいる模様。なんやこいつら。