「数字男と円柱女」第0話製作中
商業誌連載時はアナログ作画で、下描きも結構いい加減なまま、ペン入れに入ってたりしたのだけど、こうしてデジタルで描くようになると、下描きを何重にも重ねられるので、つい下描きが慎重になり時間をかけてしまう。それで結局デジタル作画のほうが時間がかかったり。
🍀「ヒポラの実」第3話下描き。
昨日描いた下描き中の新キャラが、前ページと比べ瞳の形状が違ってた事に気付き修正。それに合わせて、このページも描写。
キャラの外形をキチンと設定せずに描き始めると、こういうミスが起きやすいのだけど、商業誌連載してた頃から、このやり方なのです😓
(2/2)
作中に毎回出てくる机の天板の厚さ等も気にしちゃうボクは、背景の下描きも「ためらい線」の無い状態まで自分で描き、アシスタントさんにはその下描きをなぞってペン入れしてもらっていた。アシスタントさんは前作の確認作業や下描きがいらず、節約時間を他の作業にかけられる。
◆漫画家半生備忘録42
(1/2)
「人事課長鬼塚 」の連載では、読み切りの時には無かった要素を加える事にした。
それは狂言回し。
鬼塚のようなキャラクターは第三者からの視線で見せてこそ、光ると考えたからだ。
そこで、人事部の新人部員をその役に設定した。
名前は「桃瀬」とした。
◆漫画家半生備忘録171
第1シリーズ最終話である第11話の人気順位は、内容を第2シリーズへ繋がるように終わらせたのが良くなかったのか、シリーズ中最悪の結果に落ち込んでしまった。
それでも第1シリーズ全11話の平均順位は4.7位。
ボクはこれを教訓に第2シリーズでの名誉挽回を心に誓ったのだった。
🍀自著「人事課長鬼塚」第4話からの抜粋ページ🍀
メインバンクの役員の息子である資材部の藤城は、副社長から目をかけられ、同僚からはコネ入社で特別扱いされてると陰口を叩かれ、徐々に仕事への意欲を無くしていった。大学時代からの知り合いである同僚の日比野は、そんな彼を心配するのだが…。
🍀自著「人事課長鬼塚」第1話からの抜粋ページ🍀
慰労会の宴席にて、部下に酒を無理強いした販促部の犬井係長は訓告処分を受けるが、厳しい人事課長のやり方が気に食わず、大学の後輩である人事部の桃瀬に、陰で画策するよう命じる。