発掘したホラー誌を紹介
『天を見つめて地の底で』髙橋美由紀 88年 パンドラ増刊 マガジンボックス
デビューは82年(少年マガジン増刊)
後発のホラー誌パンドラ(不定期刊行)が『天地』の人気のおかげで売り上げが伸び、月刊化を成し遂げたという伝説の作品
パンドラ休刊後は秋田書店のホラー誌に移籍
発掘したホラー誌を紹介
『恐怖城』ミステリーボニータ増刊 2000年 秋田書店
様々なタイプの恐怖が味わえる豪華なアンソロジー。
『悪魔の人形』曽祢まさこ
『巴の面』手塚治虫/『花色移し』波津彬子
『金輪』ささやななえこ
ささやさんの肌にまといつくような恐怖は後を引く。
手持ちのハロウィン少女コミック館から
実録(風?)ホラーでハロウィンを支えた実力派二人を紹介。
山本まゆり(デビューは79年)
『魔百合の恐怖報告 霊界への道標』92年
『 〃 部屋の隅の白い影』89年
三原千恵利(デビューは88年)
『ほんとにあった怖い話 作家編① 』92年
手持ちのハロウィン少女コミック館から
『妖獣の門』篠原烏童 89年 朝日ソノラマ
とてもデビュー作(85年 ハロウィン創刊号)とは思えない、美しい絵と迫力のロマンチック伝奇ホラー。
手持ちのハロウィン少女コミック館から
『屋根裏の長い髪』伊藤潤二 89年 朝日ソノラマ
ハロウィンが生んだホラー界の新星。
デビュー作『富江』(84年)
ダークヒロイン富江の妖しい魅力には誰も逆らえない。
実家にあった切り抜きから
COM新人特集 (全て69年COM掲載)
みんな若かった
『白い狩人』みなもと太郎
あすなひろしを彷彿とさせるこんな叙情的な短編を描いていたとは…
『青い夏』安達みつる
兄の勉氏と共に群馬の天才少年と呼ばれていたそうな
『鳳仙花』やまだ紫
COM廃刊後はガロに活躍の場を移す
実家にあった雑誌COMから
矢代まさこ特集
少女性の表現の先駆者の一人
貸本『ようこシリーズ』(66年~68年若木書房)の生き生きとした表現は衝撃だった。
叙情的なモノローグや少女達の楽しいおしゃべりが忘れられない。
その後COMやリリカに発表した短編にも名作が多い。
COMは新人育成に力を入れていた。
1:『いきぬき』青柳裕介 まんが予備校(67年 2月号)新人賞入選作
2:佳作②にあだち充/ステップ賞に忠津洋子
(ステップ賞は掲示されたプロットをマンガ化して競う)
3:竹宮惠子 まんが予備校(67年 7月号)/山岸凉子 まんが予備校(68年 2月号)