少女マンガの名作コミカライズときたら、私の中では
あすなひろし『嵐が丘』1967年 集英社? ジュニア・コンパクト
水野英子『初恋』1967年 集英社 デラックスマーガレット
大和和紀『あさきゆめみし』1979年〜93年 講談社ミミ・他
の3つがBest3。
切り抜きシリーズ。
大矢ちきさんのカラーは絢爛豪華でまるで万華鏡のよう。
圧倒的な画力とパワーで、漫画家としての活動はわずか4年なのに(1972年〜75年、以後はおおやちきの名でイラストレーターとして活躍)
強烈な印象を残した。
いずれも75年のりぼん掲載。
明日は内田善美さんを予定しています。
切り抜きシリーズ第2弾。
少女コミックの75年と79年の新春プレゼント口絵。
こんなのが年代も雑誌もぐちゃぐちゃに山とある…
本当にどうしろと?
『パリ〜東京 さくら並木』完全復刻版 高橋真琴 2006年 小学館クリエイティブ
1950年代半ば、少女達に夢を届けた貸本。
少女マンガの華麗な見せ方(牧美也子・わたなべまさこ〜名香智子他)の原点です。
私は雑誌『少女』にリメイク連載された『パリ〜東京』を見た記憶が微かにあります。
COM関連のコミックスを2冊紹介。
『ノアとシャボン玉』矢代まさこ
『ほんのすこしの水』岡田史子
共にS53年 朝日ソノラマ
S40年代にCOMに発表された個性豊かな短編を集めた作品集。
初期の萩尾望都に影響を与えた二人だが、特に矢代まさこが多くの作家に影響を与えた事は再評価されてほしい。(敬称略)
お宝紹介・伊勢の古本屋で入手
『ナンバー7』手塚治虫 S36年
少年クラブ付録 講談社
『ふしぎな少年』手塚治虫 S37年日の丸付録 集英社
『オズマ隊長』は行方不明だが、同時期の付録を一部だけ発掘できた。
手塚さんはこの時期、精力的に仕事されていて、どれも面白く夢中になって読んでいました。
志摩に聞いたら
『オズマ隊長!うわーなんかすごく懐かしい。そういえばそんな事あったのぼんやり覚えてるけど… 新聞をどうやって手に入れたか全然思い出せない』と言っていた。
『うちもサンケイ取らないかなあ』
とかなりしつこく言っていたみたいです。
初めて用務員さんに声をかけた時、すごく緊張したのは覚えている。
断られたらどうしようとか、変な子だと思われないか?とか⋯
いや、十分変な子だよね。
お宝紹介・友ツテ
『夕月の山びこ』東浦美津夫
S36年 少女クラブ付録 講談社
東浦氏の絵はこの頃が一番愛らしくて艶がある。
原画欲しさに(毎月ファンコーナーの似顔絵や歌の優秀者一名に贈られる)何度か似顔絵を送ったけどかすりもしなかった。