スッキリしない話。
『虹の子』石ノ森章太郎 双葉文庫名作シリーズ 2002年
気になって文庫本を引っ張り出して20年ぶりに再読してみた。
う〜ん、やっぱりモヤモヤする。
(画像にはネタバレが含まれています)
『ひまわり咲いた』がどうギリギリかというと……
76年に花ゆめコミックスで再刊されているけれど、今はもう無理でしょう。
『ラグリマ』と並ぶ初期の名作なのに、本当に残念です。
これも初出はなかよしの付録ではなかったかな?
『ヘアプリンセス』高階良子/原作・吉野令子 1971年 若木書房
ホラーで有名な高階さんだけど、初期にはいろんなジャンルを手がけていました。
この頃の付録も少しとっておいた筈なのだが…(どこだ〜〜)
『星の子守唄』佐藤真樹 79年2月号
幼い頃別れた(両親が離婚)父への複雑な思い…
周りも自分も大切にしようとする等身大のヒロインは、きっと多くの読者の共感を得たと思う。
70年代半ばに登場した乙女チック(アイビー)マンガは少女の日常性を重視し、少女マンガを大きく変えていく。
『かじか沢物語』千明初美 78年10月号
丁寧に描かれた夏休みの思い出。
『あした青春!』もりたじゅん 78年9月号
差別や偏見と戦う被曝2世。
今流行りの美大青春モノの先駆けの面も持つ。
つづく。
池田理代子特集その2。
『オルフェウスの窓』のラスプーチン暗殺のシーンだけ、切り抜いて別にストックされていた。
(ラスプーチンには興味があって参考資料に取っておいたようだ)
さいきん少女誌はほとんど見ていないので分からないが、男性の少女マンガ家ってどれ位いるんだろう?
明日もちゃうネコ日記の予定です。
予告『何も言えなくなったもう一つの話』
単に捨て難いから取っておいただけのものが、まさかお宝になるとは…
明日もちゃうネコ日記でいきたいと思っています。
お宝紹介。
長らく実家の本棚にあった70年代前後の雑誌。
私や妹が家を出た後、小さかった姪っ子たちの襲撃にあい落書きだらけの悲惨な姿に…
ほぼ無傷だった奇跡の一冊、1967年の少女フレンド。
姪っ子たちの襲撃からは逃れたが経年劣化は避けられず、ページによっては裏写りがひどい。
水野ロマンの流れをくむ王道少女マンガから少女マンガ界随一の硬派へ華麗なる転身♫
70年代のロックをBGMに青池保子さんの登場です。
『ミニ・レディ』1967年 週刊少女フレンド
『テオドラ』72年 別フレ
『甘えっ子メロディー』75年 少フレ増刊号