結構意味不明とか言われて議論されてる最終話の大虐殺した本当の理由、何でかわかんねえけどやりたかった...ってやつ。これ多分、わかっちゃいました。多分だけど。これはね、恐らくエレンのセリフというより、作者本人の意思が反映されてるものだと思う。 
   仲間と故郷(だけ)を守る為に悪役をわざと演じて世界の8割を滅亡させる主人公...う〜ん最高過ぎる...てかこのシーンやばすぎww完全にサイコパスw
清々し過ぎる顔で笑うww 
   前も言ったがこれが劇中で最初から最後まで描かれる事の一つ。最近俺も痛感したよ。失うことなくして何かを得る事は決して出来ない。エレンも最後その人間性とか故郷と仲間以外の全てを犠牲にする事で仲間と故郷を守ったという。勿論仲間も何人か犠牲になったが。 
   でも進撃の巨人の能力が未来透視は必然だったと思う。言ったように、未来を完璧に見据えてこそ、そこに向かって迷いなく進み続ける事が可能だから。"未来"が分からなくちゃ、どうするか決まってなかったら"今"も何をすれば良いか分からないでしょ?だから必然というか、理にかなってる。 
   何度も言ってるが、前向きな話やキャラが好きで、ジョジョとか好きな理由もそれなんだけど、エレンはほんとそれ系の最上級、今まで見た全てのキャラで一番。だって、こんな進み続けるやついる?究極の前向きでしょ。こいつ進み続ける事しか頭にないやんw 
頭進撃野郎とかいう愛称ほんと大好きw 
   でも主人公でさえ全く正しいとは描かれてない、というか自分で劇中で認識してる。ただのエゴなんだよね。8割虐殺して自分達だけを守ったってのは。だから謝罪したという。でも死ぬ人の数で言えば自分達が滅びた方がよっぽど少ないけどそれすらも正しい事は絶対ないという、そういう話っすよね。 
   それはこの作者がこの作品で最大限に活かしてる。なんせこの1話の伏線。これ後付けの可能性もあるけど、読んでたら絶対最初から計算してやってたと分かる。鳥肌立ったわ当時。一話の父のこのセリフは、父がエレンの記憶を通して未来のエレンに話しかけていた、というクソややこしい事実。 
   このマンガの最初と最後のシーンが同じ事が、この作品が最初から結末が全て決まっていたという事を証明してる。そしてこの話と主人公自体が、自分の未来を見て(世界8割虐殺)それに向かって進んでいくという話。だから主人公もこの漫画の作者も、その決められた結末に向かって進むという同じ事をしてる