アメリカもイランも、本音では戦争はしたくない。
という事はヴィンランドサガのあのシーンみたいな感じになるわけですな。
今週の『アルキメデスの大戦』、日本の戦下手な理由が書かれている。情けや義理、軋轢を避ける事を優先して、やるべきことを先延ばしにし、切羽詰まって大混乱して、みんなの空気が変わって始めて事態に対処する。戦いでは先手、先手が大事で、みんなに気を使って、行動を後回しにするのは厳禁です。
GSOMIAは韓国にとって有益なものでしたが、なぜ韓国がそれを破棄しようとしたかというと、大体こんな感じです。
嫌がらせや難癖、絡んでくる者には、謝罪や弁明はかえって相手を勢いづけます。これを止めさせるには、反撃あるのみで、これ以上続けると相手が被害を被ると思わせるのが効果的となります。
戦いでは戦意が大事ですが、相手の戦意を無くさせれば、戦わずして勝つ事も出来ます。いわゆる”マウントをとる”行動がそれで、相手のミスを過剰にあげつらい、罪を認めさせるのが重要となります。
地形が変化しないと、防衛上の弱点も変化しません。従ってこれら幕末日本の弱点は、そっくりそのまま現代にも当てはまります。大事なのは一番やられてはいけない部分を見極めて、その他の部分は場合によっては捨てる覚悟を持つ事です。
テロ組織が、なぜ爆弾などを用いた過激な活動をするかというと、その目的は、為政者と領民の心を引き離して、領民の心をテロ組織に引き付けるという戦略があります。