『Blooming Clover』のPは「有能過ぎない」ところが気に入っている。気がつきすぎるとトラブルも発生せず、無能だと解決のカタルシスも生まれないのだ。
『トクサツガガガ』でそんな話あったなと11巻引っくり返してみた。
「『面白かった』と『楽しかった』は別の感情」
「声高に叫ぶことでもないが『つまらなかった』も立派な感想」
この辺がしっくり来る。
部屋ひっくり返して見つけた『インヒューマンズ』読んでたら、ハートなストーリーをシカトしてワンちゃんムーブをかますロックジョーがアメコミ史上最もかわいい生物で超和む。
『Gideon falls』読み始めたけどアンドレア・ソレンティーノがアートで頭かち割ってくるタイプの漫画だった。ドラマ化も決まったことだしどこかで日本語版も検討しないかな。
「『将太の寿司』の暴力描写がやけに生々しい」という評をチラホラ見るが、私的には辰と北岡が殴り合いを始める辺りに注目してほしい。
漂う「『やから』感」が下手なヤンキー漫画よりよっぽどリアル。
『将太の寿司』、将太の勘の鋭さ・発想の非凡さ・努力家なところとか色々描写されてるけどウナギの蒲焼き全工程を半日程度でマスターしちゃうところが一番凄いと思う。
和が担当は選挙で50位圏内に入ったこともない分際でこういった広報活動に採用されることが妙に多い。実は人気あるのか、教えてくれ雷電。
それはともかく将太の母親は前作終盤で出てきた舞妓見習いの子なんだろうけど大分怖いことやってて背筋が寒くなる。絶対コンドームに穴開けてたよこの人!
同書収録の山口貴由インタビュー。時期的には『悟空道』準備中。書面形式のインタビューだが「恋愛観を教えてください」という一見俗物的な質問がしかしいい仕事をしている。
今週の『U149』、幸子のコミカルな使われ方をされがちな『ドキドキ体験もののプロ』としての含蓄が詰まっていてとても良い。その前の回で実地で飛んだPが桃華にアドバイスをする意味も増しててさりげなくしかし情報量の濃い台詞である。