#今週の胎界主
凡蔵稀男のたましいの最後の住人である純子は「目的地を見失わなかったが、ゴールで泡になって消えた」というストーリーラインを受け入れた。
あるいは最初からそうだからこそ『求める』のみで、『求められる』為に「自分の力を揮う」以外の何かをする、という発想が生じなかったのか。
あるいはたましいを(不連続にとはいえ)継承し続けているはずの人間が、選択を過ち続ける世界を生成し続けているのは、「(より)正しい選択をする」為にそうしている『わけではない』という事なのかもしれない。
#今週の胎界主
猪山家に億円借金があるのは間違いないんだけど、「何も無くなった」と言うには手元に残るものがある。
親切は、勝てるのだろうか。
直観的には「この初期ムーブから今の展開は無理じゃない!?」と思っても仕方ない(実際わかりやすい"正義の心"は皆無に思える)んだけど、
『「今どういう状況で、客観的にどう見えるか、どういう価値があるか」を観察して行動できる』という事実の提示ではあるんだよな
ピュアが悪魔に否定的なのも「絶対服従の12年で『地獄の扉(地獄の胎界)』へ誘導される」事を危惧するからよね。
「命のやり取りもなく走って現場に向かい、ワンパンで決着し帰って手袋を洗う日々」は紛れもなく絶対強者・勝利者が享受するものなのだが、いかんせんそれはサイタマが憧れた「ヒーロー」像からは遠ざかっていた、と