ちばてつや「リナ」。昔買って置きっぱなしだったんですが今回初めて読了、超良かったです。裕福な家族が父の失踪から長屋暮らしへ…といった悲劇的展開だが、バイタリティ溢れる主人公とその家族、友達との日常描写や会話が実に細やかで読んでいて最高に楽しい。ちばてつや世界がもう完成している。
また現実のままならない問題を表立って、もしくはさり気なく作品に落とし込み始めたのもこの作品辺りからかなと思います。今作にはアイヌ差別について。
「ユキの太陽」は1963年に描かれた作品で自分の持ってる単行本は1998年発行版なんですが、目次に添えられた文が少々切ないです。
ちばてつや「ユキの太陽」再読。
すでに名人芸の完成度の上、今作より背景にリアリズムが入ってきた感があり特に養護施設の描写などグッときます。しかし主人公・ユキの無鉄砲さたるやもう鉄平じゃあないかという程で、同時期に描いてた「ちかいの魔球」の主人公の品行方正さとの差が物凄いです(続)
昨日今日と水島新司作品をいろいろ読み返してみて、もちろん本編も面白いんだがグッとくる最終回が多い。昔、あだち充作品の最終回ばかりを集めたのが出たことあったけど、水島作品でも出ないもんかなぁと思います。まぁそれじゃなくてもムックとか出ないのかなぁ。
F先生のSF短編で特に初期のモノは大体タッチで描き足しor直し部分は判るのだが気になってるのはその描き直した年。それらが異色短編集として初めて単行本化されたのが77〜78年なので、とりあえずこれに入ってる作品は全てこの2年辺りと考えて大丈夫だろうか。
画像、右が雑誌で左が単行本です。
永井豪「檄マン・マジンガーZ編」読了。途中語られる「ガクエン退屈男」終了話があまりにもで切ない。そんな理由だったのか。でもおかげであのラストシーンになったのかと思うとまぁそれはそれでよかったのかなぁ。「ガクエン退屈男」のラストカットは未だ思い出すと心が震えるものがあります。
「スーパーマン」を観に映画館に行ったところ、グッズショップに何か既視感があるキーホルダーが売ってたので思わず買ってしまいました。勝手にグッズ発売中として皆さまも是非。
「スーパーマン」超良かったです。