マスコミは信じられないから、マンガとかネットとかデマを拾ってくるって、人間としての知性終わりすぎじゃない? https://t.co/zoJhWkqZAr
ドラマ 恋です!の原作になった『ヤンキー君と白杖ガール』の最新7巻読了。
弱視のヒロイン、ユキコの物語なんだけど、実はユキコの立場を通して、社会のおかしなこと、理不尽さを照らし出しているところにハッとさせられる名作です😌
しのぶは、親と姉のカナエを殺され、仇を打つという強い思いとともに、自分たちと同じ思いを他の人にさせないという誓いのために闘う。
普通の人生を歩めなかった小芭内も、鬼を憎むことで自分を保ちながら「少しでも"いいもの”」になるために闘う。
蜜璃も、自分が自分らしく生きるために闘う。
無一郎は、今際の際で兄の有一郎から「逃げれば良かったんだ。無駄死にだ。こんなんじゃ何の為にお前が生まれたのか分からないじゃないか」と問われ、仇を打つためでも、鬼を倒すためでもなく「幸せになる為に生まれてきたんだ」「仲間の為に命をかけたこと、後悔なんてしない」と語る。
善逸が、じいちゃんが切腹する原因を作った獪岳を討ったときに紡いだ言葉が、仇を討ったよ、ではなく、「じいちゃんごめん」だったことも象徴的。
弱い人や困っている人を助けたい、誰かの役に立ちたい、じいちゃんが自分に時間をかけてくれたことが無駄じゃないと証明したい。そのために闘う。
炭治郎は殺された人たちの、そして家族の無念を晴らすために闘うけれど、一番の目的は禰󠄀豆子を人間に戻すことであり、他の誰かが同じ悲しみを味合わないようにするため、悲しみの連鎖を断ち切るために闘う。
無惨が軽んじていた想いを繋ぐ者たちに肉体的に滅ぼされ、「自分自身こそが最上」「死んだ人間になんて構うな」という考え自体を改めてさせられ、託そうとした(押し付けようとした)想いも否定されるというのは、史上最高の「負け方」だったと思う。
ワニ先生の演出には本当に脱帽です。
#鬼滅の刃