そういや今日は「バンデット」4巻の発売日であった。昔、「太平記読み」という講釈師がいて、客呼びの売り文句の一つに「本日より楠木正成登場」というのがあったそうで、それくらいの人気者であり、戦前だと忠臣の鑑とか言われてた訳ですが、本作における正成はこんな感じ。
これはヤバい(確信
「バンデット」における楠木正成は割とガンギマリ系の人ですけど、登場人物全体で見れば比較的マシな方です。なんせ他に出てくるのがこんなのばっかりなので。主人公も一応何でもありの悪党キャラなんですが、他がとにかく濃いので、相対的に常識枠というか、驚き役枠になる事が多くて、おお、もう…。
「バンデット」における楠木正成がスリルジャンキー系のアカン枠なキャラという話ですが、前述の「みんな!ありがと!」の感謝のコマの前ページがこれなので、まあ残当である。なお「帝のいる吉野山を囲む六波羅軍を何割か引き剥がす」という戦略目的はまったく達成できてない模様
Q「夫が30過ぎて”ひりつきたい”とか言って、代官様の屋敷に火をつけて義弟と一緒に出奔して10年くらい戻ってきません。どうしたらいいでしょう(40代農婦)」
A「さあ」
まあ、忠義の対象たる後醍醐天皇からして強烈なキャラなので、正成もまともな忠義の士じゃ足りないという面もあったのかもですが。あと、後醍醐帝が正成を味方にした時の流れが、殆ど「後の大アイドルを一発でスカウトするカリスマP」な風情であり、説得後の正成の目のガンギマリっぷりが実に素敵
「けものフレンズ」からのたつき監督降板騒動、先日からの「バンデット」フィルターが掛かったままの眼で見ると、こういう絵に見えて困る。
しかし、関係者や業界人だけでなく、防災情報アカウントやサーバルちゃんなりきりBOT、暗黒メガコーポネタアカウントなど、色んなアカウントが一斉にたつき監督降板に反応し、それが拡散している様を見てると、思わずこれを張ってしまいたくなる趣である。
あと、やはり熱いのは偽者展開であろう。いきなり「俺の名を言ってみろー!」とか「安心しろ!俺は天才だ!」とか言い出す自称前原代表の前に、何故か原哲夫テイストの絵面になった同じ顔の人物が出てきて(以下略
「希望の党」を「野望の党」と揶揄するネタを見かけたので、さぞかし野望の王国コラが乱立してるのかなと思いきや、割とそんなことなくて、うーんこの。小池都知事と前原代表の会談はなくなったようですが、いっそ二人並んでこんなの演説をしたら、是非はともかく、インパクトだけは抜群だっただろうに
しかし、前原代表はまだしも、小池都知事は法学部と縁がないのがちと残念。二人とも法学部(揃って東大だったらモアベター)だったら、こっちも貼れたとこなんですが喃。