明治初期の帝都、江戸の同心と警視庁のポリスが「密室殺人」で智慧比べする話 8/12
明治初期の帝都、江戸の同心と警視庁のポリスが「密室殺人」で智慧比べする話 9/12
本日発売モーニング12号に『#警視庁草紙』見参!開化の象徴・銀座の煉瓦街。そこで評判を呼ぶ「のぞきからくり」は、ことに真に迫り、内容の禍々しさも、ひときわとの噂。覗いた兵四郎の旦那も、そのリアルさに息を呑んだ…しかし、その禍々しさこそが、そのまま、ある猟奇殺人への前奏曲となるーー
一説には『徴兵告諭』にある「西人之ヲ称シテ血税ト云フ其生血ヲ以テ国ニ報スルノ謂ナリ」の記述から「生血を税として取られる」との誤解が生じたとも伝わります。
一方、警視庁の面々は桜を愛でるどころか、不認可の売春を取り締まる「地獄狩り」に駆り出され、愚痴モード。元・新撰組:斎藤一こと藤田巡査は、同行の今井巡査の過去の経歴をイジって退屈を凌ぐ始末…しかし、任務は任務。果たさねばなりませぬな。すまじきものは宮仕え…か。