81年前の今日、1941(昭和16)年12月8日、皇軍(天皇の軍隊)は日中戦争打開のため太平洋戦争を始めました。後世に生きる日本人は、1875(明治8)年の朝鮮への武力侵攻・江華島事件から始まる近隣諸国への侵略・植民地支配の歴史を知り、45年敗戦までの道のりをたどらなければならない。
身近にごまんといる鮫島伝次郎(「はだしのゲン」に登場する町内会長で、戦後は県会議員になる、典型的な「手のひら返し」日本人)や国防婦人会(写真は朝ドラ「カーネーション」より)のような、時局に迎合し、国策に批判的な人たちを排除する人物を見極めて、来春の統一地方選挙に臨みたい。
大日本帝国による侵略戦争と植民地支配の歴史を「国民の記憶」から欠落させたまま、近隣諸国との信頼関係を築くことはできない。
(『朝日新聞』2023年7月31日付)
差別主義者・福沢諭吉についての本ならたくさんあります。
※『朝日新聞』2024年9月15日付
福沢の差別発言一覧は、『日本人はなぜ「お上」に弱いのか─福澤諭吉と丸山眞男が紡いだ近代日本』(https://t.co/M6YVi8kAqA、2019年発行)から転載。
(続く)
ヘイトスピーチ根絶への第一歩は、大日本帝国による近隣諸国に対する侵略戦争・植民地支配の歴史を知ることである。
※写真は福沢諭吉のヘイトスピーチ一覧(『日本人はなぜ「お上」に弱いのか─福澤諭吉と丸山眞男が紡いだ近代日本』〈https://t.co/M6YVi8kAqA〉から転載)
“今度の大統領は「反日」か「親日」か”という視点に捕らわれていると、まともな信頼関係を築いていくことはできない。
※『朝日新聞』2025年6月5日付
【関連書籍】
増補改訂版 これだけは知っておきたい日本と韓国・朝鮮の歴史
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参考までに、福沢諭吉のヘイトスピーチ一覧をどうぞ。
※『日本人はなぜ「お上」に弱いのか─福澤諭吉と丸山眞男が紡いだ近代日本』(https://t.co/M6YVi8kAqA)から抜粋。
「慰安婦」問題にしろ「徴用工」問題にしろ、大日本帝国の朝鮮侵略と植民地支配の歴史を「国民の歴史」として定着させないかぎり、この問題の解決の入口にたどり着けない。(『朝日新聞』2023年11月24日付)