17年前の原稿を引っ張り出して冷や汗をかいたのは、プリンタ出力の感熱紙を貼り付けたコマ(例えば2コマ目)がひどく黄変していたこと。取り込んだらかえって黄色は酷くなって、描き直しかと焦ったのですが、いくつかの処理でなんとか回避できました。
取り込んだ原稿データを、青鉛筆線を消してごみ取りして、細々と修正中。セリフも修正しているところがあります。演出上の修正だったり、単語の考証だったり。
「アンリミテッド・ウィングス第1巻」の取り込み作業完了。200p近くのアナログ原稿取り込みはキツかった~。いやいや、まだ取り込んだあとの作業が残ってるんですが。
モノクロ原稿取り込み作業中です。ゴミ取りだけでなく、写植が剥がれたりしているところも修正。トーンも一部手直し・追加したりしてます。
「ブラック・ジャック」は、当時の掲載誌の方針もあって「一話読み切り完結」がフォーマットだったのです。だから毎週話が始まったら終わる。この読み切りの呼吸は勉強になります。わずか18~24pでそれを毎週やるってスゴイことなんですが、手塚先生にとっては得意ワザでした。
夏コミ新刊「アンリミテッド・ウィングス+<1>」は総ページ数204の「厚い本」です。冒頭8pはすべて描き下ろしの新作!モノクロだった5-8pも新たにカラー化です。
懸案だったアナログ原稿の取り込みもなんとか許容範囲で行けそうです。トーンの下の青鉛筆指定もほとんど消せるはず。
巻頭8pは全く新規の描き下ろしでカラー化!納得の行く「リノ・エアレース」の描写にしました。全204pの「厚い本」です。しかもかつての単行本よりも大判のA5版!(夜光雲のサリッサと同じ大きさ)
その次が「サイボーグ009」。叔父が全巻持ってて、食い入るように読みふけりました。叔父はマンガ好きで、ガロを毎月買う人だったのです。この漫画との出会いがなかったら漫画家になっていたかどうか。
この中で一番最初に読んだのが「火の鳥」だったりする。COM版の大きな本が家に揃っていたのだ。小学生に上がるか上がらないかぐらいの頃。そりゃあ人生おかしくなりますわ(笑)
強力なデリンジャー現象で世界各国との通信を絶たれた反撃の狼煙に疑惑を募らせる世界各国。北米防空軍が周囲を取り囲んでいく…今回初めてカナダ空軍が登場します。カナダ・アメリカ空軍をたった1機で相手にするのは…!?
【告知】まもなく17:00からコミックリュウで夜光雲のサリッサ最新話「月は無慈悲な空の帝王(その7)が公開です!
目と耳と口をふさがれた「反撃の狼煙」に打開のチャンスは有るのか…!?
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