『資料・反合法出版物 噫」
(1973 書肆山谷)
内田栄一氏のアナーキズムが暴走し、左右全方位に喧嘩を売った結果として連載は打ち切り。
これはその闘争の記録である。
今日に至るまで所謂菊タブーにまつわる表現は多々あれど、これは恐らく最大級であり未来永劫復刻はないと心の底から断言出来る。
『Z革命』南竜二
(2020 まんだらけ出版)
読了。
この作品が発表された1961年、ソ連は最大級の水爆「ツァーリ・ボンバ」を開発し、世界は翌年のキューバ危機に向かって緊迫の度合いを高めていた。
一見荒唐無稽な物語だが、当時の情勢を鑑みるにある程度のリアリティがそこにはあったのではないか。
『ドリブ マンガ エコノミクス』(1987 青人社)
バブル全盛期に出版されただけあって当時の狂騒っぷりが堪能出来る。このセルフ掛け軸、実際に作った人とかいるんすかね
人が死にまくったり頭のおかしい奴が人をぶち殺すような表現全般を愛しているが、
実社会でそれをやる奴はただの狂人(重症の)であり、
死をもって償うべきだと常々思っている
おはようございます
『OH!親子どんぶり』坂本ミドリ
(1975 若木書房)
普段は内気なたま子は親子丼を食べると別人格に。
社長秘書になる為にコンゴ人のウェイトレスを探すなど序盤から結構際どいネタを投下してくる坂本先生だが、本当にヤバいのは併録の「新コジキ伝」だったりする。
面白いので是非読んでくれ。
人生美行作品が気になって何冊か買ってみたのだが、やはり何かがおかしい。
人物の顔が殆ど皆同じとか精液の描写がなんかT2000みたいとか、いやまぁそれもそうなんだけど狂人が一人壁に向かって延々と話してる独り言を聞いているかのような謎の虚無感というか不気味さがある(ように思う)。
『素人売春』
(1977 土曜漫画増刊)
このタイトルのど直球さに思わず怯んでしまうが、それ以上に常山先生の問題作「人間失格」が異彩を放っている。
すげー内容だなと初読の時は思ったがちゃんと雑誌のコンセプトにそぐう物だったのだな。
紙で読みたかったので嬉しい。