ごとうにも「かみさまとX」
かみさまはぜんぶ。シュール×かわいい×哲学マンガ。但し全くゆるふわではない。終わりの近い世界でかみさまを追いかける旅
もう最近では考えることが少なくなってしまったが、昔々、夜にかみさまについて考え出すとこわくなったのを思い出す。思索みがあってとても好き
若林稔弥「ぱちん娘」
ノーストレスで楽しく読めるのが良い。パチンコに負けたらこれを読むべし。
それはなにか人生に有意義なものをもたらすわけでもなく、カネと時間が消え、たまに勝ったあぶく銭はすぐに何倍にしてパチンコ台に返す不毛。それでもパチンカスは今日も元気にパチンコに行く
倉金篤史「PiNKS」
エロ本を探す旅に出る少年と少女。小さい頃の、エロスに対する好奇や背徳感や恐怖を思い出させる、ソリッドで繊細な物語。世界の秘密は秘匿されるからこそ価値を持つ。
とても好きなタイプの絵で、トーンを一切使わず、ベタとかけ網で表現される暖かみのある画面が素晴らしい。
伊藤潤二マンガはなぜこんなに面白いのか。よくこんなアイデアを思いつくな、という話の展開や舞台装置やキャラクターであったり、あまりウェット過ぎなくすっきりまとまった構成であったり、シュールな空想をリアルに描き切る屈指の画力であったり
ところで、この幽霊喰いの美少女がめっちゃ好き
つくみず「シメジシミュレーション」2
不思議でシュールで優しい世界。大人だけど穴作りに執着する先生と、その顛末がまた切なくて良かった。
絵と相まって、モノローグがとても印象的で好きなのです
「ちゃんとしてないことについて考えるのは少し楽しい」