ひょんなことから入手した雑誌が予想以上に珍品だった件について。
『週刊小説』1972/1/28号。〈テスト版〉とあるのは見本誌や献本のことではなく。
お目当ては山藤章二描く「絵本 人形佐七」だったけど、これは講談社『定本 人形佐七捕物帳全集』収録の挿絵。週刊誌サイズで見られるのは良いが…。
『週刊小説』1972/1/28号〈テスト版〉。実は創刊前に広告を集めるためのサンプルでした。そのため誌面は仮のもの。広告枠がブランクだったり、コラムが空白だったり、挿絵が借り物だったりとまず市場に出回ることのないテスト号。世の中にはまだまだ見たことない珍品があるのですね。
『乱歩アムネジア』第26話「モルグ街vs獄門島」(「実話BUNKAタブー」2024年12月号)
こんな暗黒文豪ストレイドッグスみたいな破天荒な展開なのにあまり話題になってないの、やっぱり掲載誌が買いづらいからだろうか。
こんな金田一さんの時代を勉強するのにピッタリな本が出てたなんて!さっそく買いました。
『戦後復興 日々の楽しみ 東京近郊庶民のレジャー』(青木宏一郎 八坂書房)
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岩井しげお『武士道残酷物語─犬神家の魔族─』は、大坂夏の陣で功をあげた犬神家の末裔である狂人4兄弟と公儀に雇われた殺し屋の死闘!
ただいいところで別のマンガが乱丁で入っており、貸本屋のオヤジが謝ってる。
あとは神保町での収穫を。盛林堂さんの本は相変わらず美品。本陣のオビ付きと水谷準、女探偵佐藤みどりの手記を。
清水正二郎は集めているわけじゃないけど犯罪実話なら別。ボヘミアンズギルドさんではオビ付きの桃源社小栗虫太郎と丹下左膳なと無声映画関連を。森下雨村はオビの横溝につられて。
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本になる前のモノが届いた。
つのだじろうの「横溝三部作」写真製版。
秋田書店の封筒に入っていることから、元々富士見書房から出ていた同シリーズが1984年に秋田から再販された際のものと見られる。すべて冒頭の一折のみなのは、2色刷りだったページを1色にするため調子をみたのだろう。貴重な資料。