そんなほのぼのかつちょっとエキサイティングな本作だが、読んでいて心底ビビったのは真理亜のお父さん(ヤクザの親分)の"指が全部ない"という描写である。しかもそれをギャグにしてしまう胆力! これには本当に感心させられた。すげえ!
環方このみ「あかずきん」
今回も叙述トリックバリバリのお伽噺ホラーとなっており、やや短めながらも完成度はおそろしく高い。「赤ずきん」のその後をじっとり暗めで描く佳作である。
そろそろ環方さんのモダンホラーも読みたいぞ!
#ちゃおホラー
小池一夫/園田光慶「性病部隊」
CIAの特殊部隊「性病部隊」がキューバに混乱を与えるために潜伏・任務遂行・葛藤を描く。抗生物質も効かない特殊なスピロヘータで梅毒に酷似した症状を引き起こし、任務は完遂されるかに見えたが…。
#タイトルだけで買った漫画
#子供らが不安になるヒーローの画像を貼る
アーナルト・ブストデモネルガー
脳みそのどこを使えばこの名前が出るのか。ちゃたろー先生は本当に天才だ。
川島のりかず「母さんが抱いた生首」
表紙からの逆読み感、という謎ジャンルでは第一人者というべき(後続はいない)氏の傑作。本作はあくまでもスカムホラーとして傑作であって物語はかなり乱暴に組み立てられており、説明不足がとにかく凄まじい。理屈よりもパワーを重視した重ホラーと呼称したい。
回復した民子の父を見送るリナが自分の父を思って涙ぐむが、雨で相殺しようとするシーンが本当にいい。
全編通して泣くのをこらえるシーンが多い「リナ」だが、それを印象づけると本当に泣いてしまうシーンの強さが際立ってくる。
#元にした作品とそのオマージュを貼る
逆光まで踏襲するとは…さては好きすぎだな!?