空虚なまでの寒風が凄まじい。
もどかしさ、というにはあまりにも生々しく物語のような美しさはない。ここにはありふれた"現実"だけが描かれている。
"粉末の水素水" には「弁当デスマッチ」からの「動く弁当」に通ずるサムシングを感じる。
楽しそうで何より。
クマムシが地球の覇権生物になる「シナナイカラダ」ってのがあってね。一定数のちゃおっ子達にもトラウマ認定されています。
#ちゃおホラー
関谷さんの描く中学生の日常とか永遠に見てられるな。
俺たちが見たいのは「可愛さ」だけじゃないんだ。
年相応の「迂闊さ」なんだよ。
網野成保「リアリティー」
スプラッタ全盛の80年代末期に奇想ホラーを展開した本書、大友克洋を彷彿とさせるタッチが注目されがちだが、人体を破壊するだけの内容のないホラーが跋扈した当時においては英断と言える内容だった様に思う。
後年の谷口トモオ「サイコ工場」に通ずるカタルシスも見られる。
曙の明治毒婦列伝劇画シリーズ、もう一冊あるみたいですね。
拷問とかが多いです。うさんくさい外人なんかは好美さんぽいなあと。