ディオクレティアヌス帝の私邸への玄関口だったというこの前庭(ヴェスティブル)も見てきました。
(「おお~!見事なクーポラ(ドーム)ではないか!」
「空が丸く切り取られているみたい!」)
ローマ時代の遺跡が街中の至るところに残っていて、ローマ軍兵士の格好をした人があちこちに出現してました。
クロアチアへ戻り『フローラの白い結婚』の中盤の舞台スプリト(スパラト)へ。
(ラファエーレ叔父様~!私よ~!)
3~4世紀のローマ皇帝ディオクレティアヌスの宮殿跡に築かれた街です。
「フローラとクセニヤが語りあったのはあの柱の下」などと八雲さんに教えてもらいながら故地巡礼に勤しみました。
オスマン時代の貴族の邸宅に実際に滞在して邸内をくまなく見学できることなんてそうそうないので、この機を逃してはなるまいと隅々まで見てきました。
オリベルが暮らしてたイスタンブールのお屋敷もこんな感じだったかなあ。
ストンは牡蠣の養殖で有名。牡蠣を食べなくちゃ!ということで訪れたSORGOというレストラン。
生牡蠣、オイル焼き、牡蠣フリットにプロシュート巻きフリットと全部盛り。感動的に美味しかったです。
ストン名物、マカロニが入っているストンのケーキ(ストンスカ・トルタ)も味わうことができました。
ラグーザ政府がストン防衛のために築いた山の向こうまで伸びる長大な城壁(ハドリアヌスの城壁に次いで欧州第2の長さだとか…)も、塩田からよく見えました。
4枚目の写真はここで買ったストンの塩。袋に描かれたストン市の紋章、塩田と城壁の上に降臨する聖ヴラホの姿がなんとなく微笑を誘います。
『フローラの白い結婚』全59話の中で特にお気に入りの37話。
舞台となったフランシスコ会修道院の薬草園が見える場所を探して広大な城壁をウロウロし、ついに見つけました!想像してたとおり海が見える場所!
自分たちのお話の中に立っているような実に不思議な気持ちでした。
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要塞の門に刻まれたラグーザの標語!
"NON BENE PRO TOTO LIBERTAS VENDITUR AURO(あらゆる黄金を以てしても自由を売り渡すべからず)"!
セルビア、ボスニア、ハンガリー、オスマン。富を武器にあらゆる勢力に貢納金を払い自由を買い続けたことこそラグーザのラグーザたる由縁、共和国の矜持なのです。
『フローラの白い結婚』にも時々登場したラグーザ共和国の総督邸。
総督の任期は一ヶ月。選出された者はその間、外に出ることなくここに缶詰めになって公務に従事せねばならなかったそうです。
大評議会の広間の入口には"OBLITI PRIVATORUM PUBLICA CURATE(私事を忘れ公事に徹せよ)"という銘文が。
プロチェ門の上で海からの風を受けてひるがえるドゥブロブニクの聖ヴラホ旗です。 https://t.co/qdJce8QxjQ https://t.co/Ro55XErJ6o
ラグーザの守護聖人ヴラホ様(聖ブラシウス)。
4世紀に殉教したアルメニアの主教ですが、10世紀頃、聖ヴラホがお告げによってヴェネツィアの攻撃からラグーザを救ったという伝説があり、この地で深く崇敬されるようになったそう。
街中の至る所にヴラホ様の像がありました。
https://t.co/1T3Np3T3sZ
『フローラの白い結婚』を巡るクロアチアの旅。怒涛の日々で全然呟けなかったので少しずつ思い出しツイート。
腕が物差し(右肘から手までが1ラカット)になってるルジャ広場のオルランド像も見てきました。
修復中で"囚われたオルランド"状態に…。
早く綺麗に直るといいね…。
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