『動物のお医者さん』、5巻のこれとか本当しょうもないんだけど何度読んでも笑ってしまう。バナナ
『大奥』世界の歌舞伎、(現実とは逆に)男子禁制で、男役も女性が演じる芸能として発展しており、今で言う宝塚のような催しになっている…というのが面白い。ジェンダーSF的な発想の歴史漫画でもある本作の面目躍如という感じだ(この反転の視線で歌舞伎を見る点で『かげきしょうじょ!』も連想した)
『つくたべ』3巻で野本さんが「お雑煮はいつ食べたっていい」と力説していたが、私も一年じゅう餅を常備し、パスタくらいのレギュラー感で食べているのでよくわかる。今日もスンドゥブチゲ鍋におもちを入れた(おいしかった)。もちを正月しか食べないやつは素人だと思っている。
ジョジョ5部のポルポの「食事をすると頭がボーっとするのは胃に血が行くから」は誤りで(全身で最重要な脳への血流は常にできる限り確保される)、実際は食事で血糖値が上がると覚醒物質オレキシンが作動させるニューロンの活動が低下するからでは…と『睡眠の科学』にある。ギャングより科学を信じよ
『SAND LAND』こことか大好き。
・異常な風体のスイマーズ父が負け際にふと見せる子どもへの優しさ
・「スイマーズなのに泳いだことない」という言葉から漂う乾いた世界の悲哀
・そんな人間の事情は全然どうでもいいベルゼブブのドライさ(&ちょっとした優しさ)
をたった2コマで的確に表現。さすが
『SAND LAND』原作、こことかほんと名場面だよなと思ってて、キャラが声を荒げたり絶叫したりせずとも、それまでの周到な積み重ねによってラオの「ゆるさない」という気持ちはひしひしと伝わってくるわけで。鳥山明は(激昂の場面も有名だけど)意外と情緒で誤魔化さないストーリーテラーなんだよね…