モチーフとした絵はコマ割りやシーンの演出でパースやデフォルメが加えられて描かれていることから何処が誇張され、どの様に“崩されて”いるのか？を知る為にデッサンから見直して更には「立体:フィギュア」として再構築することが必要でした。

高橋先生のこの描き方では私は絵を描けないけれど、フィギュアの工作法でとしてはすごく理解できるww

この前から原作を最終巻からお話を逆から読んでいたのね。 “逆引きうる星やつら”（笑） それでね、改めて最終巻を読んで最後の二人のセリフのコマを実線では無く「破線」で囲っているのね。その意味が判った気がして胸が熱くなったのよ。ここ、先生は二人の母親として描いてるんだね。凄すぎます。

「うる星やつら」最終巻 ルパがやっと幼なじみのカルラにプロポーズができたシーンが好き。この2ページだけ2人の“顔の描き方”があたるくんとラムさんになってる。 きっとあたるくんもこういう感じでラムさんにプロポーズするんだろうな。と感じさせる高橋先生の隠喩的なシークエンス。

ポリパテ沼でつかまえて♪ 「組野おと子ちゃん」 ラムさんとあたる君の仲を決定付けた重要なキャラクターは、造形上ラムさんに似せることが絶対条件で成り立つキャラなので連載当時は似せるこに自信が持てず手にできなかったキャラ。習作で目処が立ち挑戦開始。

1970年代。まぁ、そういう事なわけよ。

「うる星やつら」最終話 『ボーイ・ミーツ・ガール』 このお話は内容故にラムさんの笑顔が全編に渡って全くみらないのは読者にラムさんの心情を伝える演出もあり、連載当時は毎週あたるくんとラムさん双方にやるせない展開が続いた印象でした。唯一の笑顔は最後のワンカットのみ。

#原作の隣に自分の作品を貼る 初めて観た時から自分でカタチにして、目の前で眺めてみたかったんだもの！

#雷記念日 「どんがらかっしゃ〜ん」

ラムさんを造形する上で不可欠な頭身バランスは原作においてラムさんの初登場のカット。このイラストのバランスが原作全作品の中でも最も美しい。これを元に1988年に完成させた作品が今日においてもラムさんフィギュアの基本でありバランススケール。

#これがこうしてこうなった (・_・)/ はい♪

初めて見たのが45年前かぁ。