週刊プレイボーイに連載された本宮ひろ志先生のマンガとのタイアップです。安田財閥の総統を父に持つ主人公の安田一平は誰もが納得する伴侶を1年以内に見つけてくるために旅に出るというストーリーです。
4号機の設置期限まで1年。新装で入る4号機も1年で撤去されるのです。いわば在庫一掃セールといった感じでしょうか。キングオブマウスもそんな一台です。初打ちは2006年5月30日。これがマンガ実戦です。投資は33000円でBIG10回にREG6回で2117枚、38400円交換で+5400円でした。
平和の大ヒットデジパチのパチスロ版ですが、一部の演出以外は麻雀物語とはあまり関係ありません。主人公らしき男性がずっと列車に乗っているだけの画面です。
4号機のCTはBIG後に突入し、規定枚数獲得か規定ゲーム数消化、あるいはBIG成立で終了でした。CT中は無制御のリールが1個以上あり、リプレイ以外でフラグに関係なく小役が揃えられるというものです。
爆裂AT機の始祖にしてスロバブルの起点となった獣王のスピンオフ5号機は完全告知のノーマル機でした。最大312枚のBIGとMIDボーナスを搭載し、重複率の高いマングースリプレイ後に短いRTに突入し、期待感を持続させていました。
当初は吉宗のマイルド版といった感じでしたが、前兆ゲームの処理が非常に巧みで、打てば打つほど深いゲーム性に気づかされる仕様でした。これも、4号機末期で新機種が枯渇状態であったゆえにスロ雑誌で、演出の解析が執拗に行われた結果でしょう。
とりあえず詳しそうな人に原作というよりもマンガのネタになりそうなエピソードを提供して貰うことが始まりです。マンガ原作を生業にしてきた作家も付け焼刃ながらパチンコやパチスロの勉強をして物語を作り上げます。パチンコやパチスロのマンガが特殊なのは、対峙しているのが機械だということです。
パチンコやパチスロの専門マンガ誌が登場した頃、そのジャンルに精通したマンガ家はほとんどいませんでした。マンガ家どころか編集者もよく分からないままマンガ誌を作っていて、それでも爆発的に売れたのです。