あぶさんの引退前後で残念なのは景浦の恩師・野村克也(当時楽天監督でCSでホークスを破る)が一切登場しないこと。不自然だがこれは当時水島新司が野村側(おそらくサッチー)から本人のイメージと異なるキャラクターが形成されマイナスである、として野村を使うことを禁止されたためだ。(週刊文春の記事)
あぶさんが引退したのは96巻(2010年刊)だがこの後も連載は2013年まで4年間、単行本11巻分続く。景浦は当初はフリー、2010年途中からホークスの二軍と一軍の助監督を歴任。物干し竿の後継者風太郎や打者転向した景虎、苦労人の宮坂らオリジナル選手のエピソードが増え以前とは雰囲気が変わっている。
2009年10月6日はあぶさんこと景浦安武62歳の引退試合の日。現役37年、通算及び年間の代打本塁打世界記録、打率4割達成、三冠王3回。当時の王の55本塁打記録を抜いてシーズン本塁打記録も。おそらく通算本塁打も軽く700本を越える。
あしゅら男爵は異世界『チップカモイ』で甲児と共闘して『RI計画の秘密』で地下帝国を裏切ったあと甲児を勧誘している。その判断ミスで大火傷の末最後は顎を蹴り砕かれて死ぬ。勧誘が俗な欲望全開(「お前に日本をやろう」はインパクト大)なのと甲児の心が傷心で若干心揺れてるのが良い。#マジンガーZ
桜多吾作の『マジンガー Z』ではドクターヘルがブロッケン伯爵に造反されゴーゴン大公に謀殺されるのだが、その伏線は『
ダモスΣ9とメドルーサエゼン』にある。ヘルの言葉を聴くゴーゴン大公の全く信用してない顔。#マジンガーZ
今回の要素は桜多吾作のコミカライズで多く使用。①ダイアナンA登場(アニメより活躍)②甲児記憶喪失③研究所破壊と地下避難。この時期はイベントが多くあしゅら男爵の最期、もりもり博士の死も同じ回で描かれた。見どころはパーになった甲児の乱行とゴーゴン暗殺未遂。 #マジンガーZ
この翌週(82年1月8日号)の話、『俺たちは天使じゃない』の作中にもこの表紙のチャンピオンが登場してます。
珍しくゼットン2代目もちゃんと別怪獣(新ゼットン)として掲載。テペトの「中学生が考え出した怪獣」という一言説明は誤解を招きそうだけど好き。実は月光仮面やガッチャマン、アストロガンガーなどアニメとの混載。ジュンのゴーゴーがうまい、というのは流石にどうか。
サンダーマスク が第2次怪獣ブームで他作品とどう差別化して企画化されたか、についての記事。この頃のテレビガイドは特撮推しです。当時等身大と巨大化で2度美味しいとは考えてなかったなあ。
#サンダーマスク
大島やすいちはこの間の5年間に『おやこ刑事』などで一気に人気漫画家になり画も増補部分で変わっている。入門百科シリーズで長嶋、野村、田淵、大矢(!)の漫画も手掛けているがボリュームが少ないもののどれも高い画力で読ませる作品に仕上がっている。もっと色んな選手の読みたかったなあ。
『不滅の大打者王貞治物語』(80)は『三冠王〜』(75)の増補改訂版。引退迄の75〜80年の5年間分15頁を増補。本来「世界の本塁打王」がハイライトなのだが駆け足。元版は三冠王(73〜74年)部分が要ゆえここだけで60頁もありバランスが悪い増補に。ホントは現在のSB会長迄の増補が読みたいところ。 #王貞治