桑田次郎版『海底基地を追え』はアイアンロックスの自爆で起こる水爆数十倍の大被害が中心に据えられキリヤマの苦渋の選択が描かれる。ハイドランジャーには映像と違い一隻にダン含め3人搭乗。ヒトデ型は円盤以外に出現。星人との会話、爆弾への対処も映像より丁寧に描かれた傑作回。
#ウルトラセブン 
   この回は後に『たのしい幼稚園増刊流星人間ゾーン』のために桑田次郎自身が『たおせアイアンロックス』として完全に描き直している。オリジナルの複雑なドラマが喪われたダイジェストだがどことなく人物が演じた俳優に寄せられている気がする。書き換えた同じ部分を比較すると面白い。#ウルトラセブン 
   『海底基地を追え』は桑田次郎版以外に講談社テレビコミックス福元一義版がありこちらも四足歩行するアイアンロックスが登場。鳴き声がガイーッギギィーッ。ヒトデも出るダンを捕捉するミミー星人のタイムマシン的拘束器具が無駄にオーバーテクノロジー。時限爆弾解除はセブンが行う!
#ウルトラセブン 
   ミミー星人って劇中では声だけなのに原色怪獣怪人大百科にも載ってるし漫画でもセブン相手に見せ場も多く優遇されてる星人。漫画での「宇宙人ミミー」の名乗りは脚本準拠なのかな。
#ウルトラセブン 
   『たのしい幼稚園』成田マキホ版のアイアンロックスはペガッサ星人が使役していてペガッサと意思疎通できるようだ。攻撃は映像と同じく鎖でのセブン拘束と砲撃。バッタのような脚の形状が特殊。
#ウルトラセブン 
   ハイドランジャーを二台も出ながらダンを載せない、ミミー円盤が終始潜水艇を拘束してる、突然声だけで作戦意図を説明、などはミミー星人の着ぐるみが作られずダン(セブン)と会見する場面がなくなったせいだろうか。アイアンロックスが地味なので星人は出た方が良かった気がする。
#ウルトラセブン 
   「語気を荒める日本ハムOB」と聞くと今も舌禍で話題の張本勲がまずとりあえず思い浮かぶけど張さんは日本ハムには2年しかいなかったのでそう言われるのにはそぐわない。水島新司の描く張本は野球どアホウ感出たいいキャラクター。この回でしか活躍してないけど。
#あぶさん 
   みなもと太郎のシリアスな作品で出色なのが『宝暦治水伝』。元々は『風雲児たち』の外伝30巻として刊行されたもの。圧政者への抵抗と個人の闘いを描き切った傑作。怒りの顔、顔、顔。苦悩する主人公平田が名前繋がりで『ゴジラ』や岡本喜八作品の名優平田昭彦というのもいい。
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