利政と義龍の親子の確執は見ていてとても悲しい。利政の戦国大名としての視点も義龍の守護と国衆をまとめ秩序を重んじる視点もどちらも重要で、どちらも欠けている部分があって、武辺者のワイにはどっちが正しいとかワカンナイのだ。何より親子としてすれ違ってしまっているのがどこまでも悲しいのだ。
古来よりハゲの怒りをかった者は酷い目に遭うと聖書にも書いてあるけど、稲葉家譜という書物によれば、明智光秀は頭髪が薄く常に付髪(昔のカツラ)をしていたけど、信長に何度も頭を引っ叩かれてヅラを吹っ飛ばされた事を恨んで本能寺の変に及んだと書いてあるそうで、ハゲの怒りの怖さが伺えるのだ