ヤンジャン新連載「カテナチオ」がいかす。際立った才能はないけど凡人としてやれるすべてをやり尽くすキャラ、てのを泥臭い努力家じゃなく「異常者」として描くのは目から鱗……(私もこうありたい
阿部共実『月曜日の友達』単行本で読み返し。幽霊とかUFOとか超能力とかって、あのときあの瞬間だけの気持ちを結晶化する触媒なんだなあって思います。最終話の8ページで、この瞬間は誰もにあったんだよって語りかけられるの、寂しくもあり嬉しくもあり。
アクタージュは一貫して夜凪の才能を“ぞっとさせるもの”として描いてるところが好き。良かったとか感動したとか、そういう日常の範疇を超えた異形の力こそ表現活動の源泉だと思うぜ。
江島絵理『対ありでした。』1巻、最高すぎ。コミュ障ゲーオタお嬢様百合ハイテンションギャグで脳内スイッチでたらめに押されるけど、好きなことに全力! っていう青春マンガ要素に一番刺さされる。
前作『シグルイ』でヒーロー像をぶっ壊した先にどうやってなおヒーローを描けるのか?という山口貴由の苦しみに共振するとやばすぎる。あとがきにあるように、物語が自らの“過信”を認めたあとギリギリで掴み取る答えに胸を殴られるんだ……
『潮が舞い子が舞い』7巻も良き……。たとえばふと“いつもの友達”でない同級生と会話する、そういう瞬間に心のどこかが強く揺さぶられるんだ……。これがなんなのか私には表現できない。