「オータニの機嫌が悪い日。」
こういう小さい思い出に限らず、家内ちゃんに至るまで、仲良くなると必ず「どうしてそんなに話が通じないのか」と相手をいらいらさせる。
自分ではわからないものですよね。
一度も言われたことない夫さまはいらっしゃいます?
「給食。」
給食一つとっても、昭和の方がよかったなんてことはないよねえ。
わたくしは当時は大嫌いだったんで、
逆に納豆が年一回だったことをよく覚えています。
例えば茨城だと毎日のように出たりしたんでしょうか。
「関西人は納豆嫌い多い」ってのもほんと?
「楽になって。」
高校生のわたくしは「思い詰める」ということが真剣で真面目な気持ちの証だと思い込んでて、積極的にアピールしてましたからねえ。
アホです。
チャラくなれって言ってるわけじゃなくてね。
大体普通でいられるようになると、人を好きになるのは楽で楽しいんですよ。
「たたかい。」
果物は買ってくると家内ちゃんが一瞬で食べてしまうので、ぐずぐずに熟れたのが好きなわたくしは一生食べられない。
しかしシャインマスカットはここ数日、急に安売りを始めた。普通の品質だったし、なんだったんだろ。
「君があまりにもしれっと言うから。」
わたくしもしれっと聞き流してしまったけれど、
こうしていつまでもいつまでも覚えている。
わかるようなわからないような言葉だったけれど。
「高校生たち。」
わかるかなあ、この高校生の時だけのこの感じ。
わかってもらえると嬉しいなあ。
でも本当に高校生の時って
なんでもかんでも正直に共有してたなって
描いてて改めて思いました。
「にせもののまけ。」
人に寄り添いたいなら、寄り添うのに失敗するところから始めないとねえ。
だから好きになった方の負けだとあれほど。
「劣等感。」
オズ先輩はよくわたくしに
「自分の中だけを探しても面白い人なんていない」
と注意しました。
しかし自分が退屈な人間だという劣等感は極めて強力でした。
「自尊心。」
柿が出回る季節となりました。
気温では四季が感じられない昨今、食べ物くらいしか季節に思いを馳せられるものがないですねえ。