「アトリエ。」
傷ついて弱っている人が魅力的に見える季節もあるけれど、それは自分自身が弱く傷ついているということであり、関係としては大体短期間で破綻する。
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#青春モノクローム
「でも本気なんです。」
真面目な話を笑わずにできるようになったのって、
大人になってずいぶん経ってからだと思う。
面白い話ができれば、マキタは僕を好きになると思っていた。
本当にそう思っていた。
「思い出話。」
わたくしは案外もの覚えがいい(学校の勉強だとあんまりよくない)。
なので大昔の話を昨日のことのように話すくせがある。
そのくせがなければ、多分青春モノクロームは生まれなかった。
「変わるもの。」
不機嫌は僕の思い出を象徴する感情でもある。
僕は僕がイライラさせてるのかしら、と悩む。
それがまたナっちゃんのイライラを刺激する。
理不尽や不可解は人間の大きな魅力でもある。
それらをかたっぱしから切り捨てていけば、残るのは退屈な笑顔だけの気がする。