いわゆるボーイズラブ市場が活性化した1990年代中盤、アダルト系出版社が市場に参入しようと、男性異性愛者向けエロ劇画の作家陣にBLを描かせるというピーキーすぎるアンソロジー。ゲイコミックともBLとも形容しがたい独特の味わいがある(当然腐女子には受けず、全く売れなかったらしい)
整体を受けるときは、全身の力を抜くために寝ているカピバラを強くイメージして寝ているカピバラになりきるようにしているのだが、これは楳図かずお『漂流教室』で思念に反応し襲いかかってくる巨大怪虫から逃れるために椅子を強くイメージして椅子になりきるシーンからヒントを得ている
"少年誌連載作品にも関わらず有害図書指定された"ということで漫画史における表現の自由を語るうえで避けられない作品でありながら、いざ読んでみると「これは読めば読むほどIQが下がるまさしく有害図書だな……」と納得することでおなじみの上村純子『いけない!ルナ先生』を読んでいる
漫画を読みふけっていると「貴重な時間をこんなことに費やしていていいのか……?」と冷静になってしまうことがあるけど、ときどきそんな理性をぶっ飛ばすくらい最高な1ページに出会えたりするからやめられないんだよな