いわゆるボーイズラブ市場が活性化した1990年代中盤、アダルト系出版社が市場に参入しようと、男性異性愛者向けエロ劇画の作家陣にBLを描かせるというピーキーすぎるアンソロジー。ゲイコミックともBLとも形容しがたい独特の味わいがある(当然腐女子には受けず、全く売れなかったらしい)
齢40越えの姉の初産が近づいており「体調気をつけてね」と言ったら「とにかく安産だけを祈って、みんなが安産だと祈ってくれれば安産になるはずだから」と返してきて、楳図かずお『漂流教室』のラストで翔ちゃんたちが現代に帰れるよう全国の皆さんに祈りを呼びかけたときの母みたいだなと思った
"少年誌連載作品にも関わらず有害図書指定された"ということで漫画史における表現の自由を語るうえで避けられない作品でありながら、いざ読んでみると「これは読めば読むほどIQが下がるまさしく有害図書だな……」と納得することでおなじみの上村純子『いけない!ルナ先生』を読んでいる
整体を受けるときは、全身の力を抜くために寝ているカピバラを強くイメージして寝ているカピバラになりきるようにしているのだが、これは楳図かずお『漂流教室』で思念に反応し襲いかかってくる巨大怪虫から逃れるために椅子を強くイメージして椅子になりきるシーンからヒントを得ている