集中力を必要とする業務があったのでデスクの引き出しにストックしていたビスコを食べて気合を入れた私、毒ガスから逃れる道中で意識のない西さんを地割れの向こうへぶん投げる力をふりしぼるためにインスタントラーメンをひとかけら食べた『漂流教室』の翔ちゃんみたいだったな
漫画でよく見る「まるで漫画だ」的なメタ台詞、戦前の昭和9年(新関青花『トッカン水兵』)時点ですでに使われていたメタ表現のようで、もう90年以上使われている古典表現だということに驚いた
心の底から好きだと断言できることってあまりないけど、水木しげる漫画の平手打ちのオノマトペがいつも『ビビビビビン』っていう謎の表現であることに関しては心の底から好きだと断言できるな
(図らずもこのタイミングで)積読していた『ストップ!! ひばりくん!』を 読んだ。明らかにトランスジェンダーとして描かれていながら、フィクションにありがちなステレオタイプの"女らしさ"はなく、ひばりくんのキャラ造形がかわいくて格好よくてすごく魅力的。作品を政治利用しないでほしいね
『夢幻の住人たち』(古川書房・ゲイ雑誌G-menの出版社)。実写のエロ画像をトレースした画期的なアダルト漫画。画期的ではあるが、何が起きているのかがよくわからないので全くエロくはなく、そのかわり全コマで藤子不二雄A短編の怖いコマを彷彿とさせるという、人間の飽くなき性欲が生みだした怪書
「上官の命令通り真っ直ぐ進んで行ったら馬小屋に行き当たり、仲間の懸念通り馬に蹴飛ばされてしまう」というシーンをわずか2コマで表現したのらくろ、あまりにシュールで愛おしすぎる