『球場のシャーロット』。やっぱりキャラの魅力がすごいなあ。野球興味ないけど、シャーロットと瀬野さんの掛け合いも楽しい。この既視感はどこかで…『私を球場に連れてって』のレオナさんとファル子を彷彿とさせるかな。だから非常に楽しめる。他意は全くない。シャーロットかわいいし。
『M(ムウ)W』(1976-1978)より。本作にはいわゆる「ホモセクシャル」な描写が大きく出てくるが、ある意味最も「過激」なシーンはここだろう。賀來神父なの妨害を阻止する為に結城がとった手段が、賀來をホモスキャンダルにハメようというのだから。
なによりも自身もバイセクシャルである結城が「ホモであることを世間に晒される」=「おしまいだ」と判断していること。世間にホモだとバレたらもう人生おしまい、だなんて今だと有り得ないが、連載当時(70s後半)は文字通り人生終了レベルだったの゙だなあ。
当時はターゲットがホモセクシャルだと決めたら、突撃レポーターばりに写真を撮りに行き、まさに名誉毀損スレスレな卑劣な行為をまかり通していたのだなあ。こいつはフリーのカメラマンかな、億面もなく出版社に売り込みに行く図々しさがひどい。
売り込んだ出版社の社会部の部長が写真をネガごと買い取った理由。これは「ボツにしてネガごと廃棄するため」だったんだろうな。そこでの賀來に「同性愛」に関して当時としては進んだ考え方を話す。賀來としては助かったのだが、この女部長が理解を示した本当の理由は…?
『ジェットキング/手塚治虫』を読んでたら興味深いカットを発見。この設定はまるで藤子不二雄の『パーマン』でないか。ごく普通の少年がマスクをかぶることでスーパーヒーローになり、悪人と戦い正義のためにつくす。これは藤子先生、どこまで意識されていたのだろう。