理不尽な社会を恐れて、怒りをたぎらせるハルクはジレンマを抱えた怪物。でもその怒りをコントロールするジェンがいるからこそ、シー・ハルクは強い。これまでジェンのトラウマをしっかり描いてきたからこそ、自身の恐怖と向き合うことで緑のシー・ハルクが復活するシーンがすごく映える。

「ジェン・ウォルターズ・マスト・ダイ」の副題の通り、真の意味で強いのはハルクとジェンどちらなのか、という部分にもフォーカスする最終章。己の恐怖と向き合って自信をコントロールすることこそが真の意味での強さだと、改めてジェンの人格の意義を説き直す。

MJの新たなスーパーパワー人間スロット、外れたらクソ能力だけど当たったらほぼ最強なの楽しいね。

ギャラクタスによって滅ぼされた星の生き残りが集まってできた新たな故郷ニューヘブンにてサーファーの過去を知ったドーン。2人は別れて別の道を行く…かと思いきや、そこにサーファーを追ってギャラクタスが登場。絶体絶命の中ドーンが放った願いは「この星を助けて！そしたら私がヘラルドになる！」

シルバーサーファー#12、居住者の願いを叶えて幸せをもたらす星ユーフォリアが出てきた！アベンジャーズ:ノー・ロード・ホームでいきなり出てきたからサーファー誌では結構目立ってたのかと思いきや、まさかの一話限りのゲストキャラ扱いじゃん！

ドゥーム城に乱入してきたヴェノムに対して意外と寛容なドゥーム様。自分の力で「キング」になったヴェノムに対して敬意を示した後「自力でもなく偶然宇宙嵐に当たったやつとは違うな」と余計な一言…FFが嫌いな理由がちょっと垣間見えるいいシーンだな。

「平和なエターナルズには殺人の概念は存在しなかった、サノスが"発明"するまでは」「サノスは降伏させるためでもなく、征服するためでもなく、略奪するためでもなく、隷属させるためでもなく、"殺す"ためにやってきた」みたいなモノローグが刺さる〜〜〜〜〜🤪🤪🤪🤪🤪🤪🤪🤪

鼻に二万ドルの整形手術…？整形ってそんなかかるのか…

「ファイナルズ」の悲惨な結末から直接話が始まってるので、ドイルはまだアイリックの死やエミリーの離反を引きずっているものの…なんやかんやですぐ持ち直していつもの楽しいメンバーに。こんな単発作品でまであの結末をずるずる引きずられたらたまったもんじゃないので、この思い切りの良さは最高。

アートは相変わらずマジ天才。これ一コマ描くのに何日かかるの…？完全にやばいサイケな絵なのに、ちゃんと人の形とかアクションの動きは崩れないのがムーア絵の凄まじさよ…！

未来のエディがここまで責任を放棄して息子を道具としか見ていないからこそ、必死に息子を救おうとして神の責任を一身に背負う現代エディが輝く。「ディランは道具じゃない…息子なんだ、あいつの仕事は俺たちを助けることじゃない、あいつを助けることが俺たちの仕事なんだ！」

DVのシーンめっちゃ怖い。ブチギレて殴るとかじゃなくて、冷静に殴ろうと思って機械的に殴って、それで何事もなかったように座る感じが超怖い。