赤いお守りを大事に持っていたヒサコはアーマーに、ストームの動画を見ていたメイはメイストームに、2人とも呪いをかけられたという共通項もあるし、この世界のミュータントって生来の能力じゃなくて、本人たちの気持ちやインスピレーションで荒天的に能力の種類が決まる…とか？

既存のアルティメッツのメンバーも、まだ闘いに慣れてないからかやたら乱暴なのが好き。MCUではジョンがめっちゃ怒られてた盾ギロチンを初戦でやってのけるキャップに、一般人からヒーローになった5分後に頭蓋骨貫通を決めるワスプ。

サークル・オブ・フォー、闘っていたヒーローたちがみんな地獄に堕ちて幻覚を見るも、そのどれもがハッピーエンドという怪しさ。もうこの時点で嫌な予感しかしないけど…

内容は軽いんだけど、猫アレルギーの人を猫の塊に閉じ込めてSNSのバズりを狙う敵が出てきて地獄。見てるだけで鼻水止まらなくなりそう。

マーベル・ライバルズの試合前と試合後いっつもこれ。

X-MENの物語において避けることができない「差別」というテーマを現代日本を舞台にどう描くんだろうと不思議に思っていたけど、ここにきてカルトへの嫌がらせを使ってくるとは…日本だからこそ絶対悪とされがちなカルトを使って差別を描くの、本当に話がキレてる…！

「怒りには知恵で答える、恐怖には想像で答える、戦争には希望で答える、一滴でもオルデランの血を受けたものが生き残ったならば、オルデランの創造力の情熱を受けたものが生き残ったならば、オルデランは滅ばない」一惑星の姫から、かつての故郷が愛した理想を目指す姫へと変わるレイアの演説が素敵。

わかる人には分かればいいんだけど、エディの名乗る偽名が「！？」って感じで笑った。

ヒサコの過去回想、これまでとタッチが変わって色鉛筆みたいなカラフルな背景でまだ平和だった頃の話をしてると思いきや、雲行きが怪しくなると唐突にホラーに変わるのがすごい…もう桃桃子作品はホラー描写を求めて読んでるのかも。

そして次の標的はミューズ！生みの親のチャールズ・ソウルがまたミューズを出してくれるのか…！今度こそちゃんとこいつが誰なのか教えてくれるのか？

「ローガンはそんな攻撃を俺にするほどバカじゃなかった！」「お前を殺さなきゃなんねえんなら、お前の顔を見ながらにしてやる、チビやろう！」一見罵倒なのにヴィクターのローガン愛が重すぎる発言なのが…心にくる！