安彦良和先生の「乾と巽 ザバイカル戦記」の三巻の、ザバイカルに進駐して一席ぶつ第三師団長大庭中将。
#煙と蜜 の土屋少佐も第六連隊大隊長としてたぶんこの場にいて、乱入するセミョーノフを目にするのだろう。
日本軍はセミョーノフのコサックを支援して赤軍パルチザンを掃討しようとする。「乾と巽」の乾軍曹は第七師団からセミョーノフ軍に出向して、血みどろの内戦の真っただ中に置かれる。文治さんも大変だろう。
そういや白軍総司令官になるコルチャーク提督、マンガ的にアレンジされたセミョーノフやウランゲルと違って、肖像写真に寄せて安彦先生は描いてるんだけど、総帥と呼びたくなるはなぜでしょう(w
土屋少佐の下にいる天道少尉もこの現実に否応なく直面し、密かに煩悶していたに違いありません。
数年のうちに陸大受験に合格しないと「大尉十二三年」の運命が待っています。
「大尉十二、三年」の例が六藤大尉。
服装も物言いも将校らしくなく叩き上げの古参兵っぽいですが、1899年から1920年の間、下士官から将校への途は実質的に閉ざされていました。六藤大尉も中流の家庭から幼年学校か一般中学を経て士官学校に進んだと考えられます。
ゲッターロボアークの早乙女博士、なんかいい人っぽく描かれてたが、サーガの映像化なので流竜馬のスカウトに殺し屋差し向けた人なんだよな。
国会図書館デジタルアーカイブに隅田古雄編, 楊洲周延 画の「函館戦記」があった。
この戦闘で負傷した本人が描いてるんですねえ。