『吸血女バイオレット』高園寺司
超難解かつ超希少本として有名な怪奇漫画の全容が白日のもとに晒された!
学園祭パンクバンド、或いは膝がズタズタ状態のマウント斗羽の手によって刻まれたブラストビートは脱臼どころか開放骨折している。しかし秘められた暗い情熱と殺意は伝わる!頑張れ高園寺司!
数万円する「まむしの森」が電子で買えた。99円であった。
タブーを扱う作品って本質を直視しちゃう作品は意外と少なくて、本作のようにニコッとしちゃうやつが大半。個人的には蕪木彩子のほうがチュキ。
『呪いの小人』高園寺司
その怪奇グロテクスと意味不明な猫写に爆速ギアがかかった危険作。
殺された小人族の祟りとジョジョ3部エンプレスばりに主張しまくりな人面瘡にビックリだぁ。わけの分からない因果モノ要素が加わることにより本作は危険な妄想領域へと突入する。普通にヤバい。
『復讐鬼』高園寺司
連続殺猫事件、陰湿に迫る異形の怪人!陰には父の戦争犯罪!?
恐らく乱歩の吸血鬼や魔術師みたいなノリなんでしょうが、高園寺マジックが発動すると安直なテーマも人間時計やシャッグス・ザッパ的な世界観に。とにもかくにも復刻される「吸血女バイオレット」が楽しみです。
いささか牽強付会ではあるがオウムは良い着眼点を持っていたりもする。消費税廃止連呼は昨今のなんたらデモに通ずるものがあります。