「夢精人形」ハタノエミ
90年代に日野日出志のゴーストライター(あからさまに絵柄が違うのですぐ分かる)をやっていた岩越国雄の別名義。耽美怪奇、汚いオヤジVS美女、意味不明な昇天とサン出版らしい典型的なザ三流劇画であるが女性のタッチは美しく、後の日野作品で画力が安定化することになる。
「劇画吉展ちゃん事件 刑事」佐藤まさあき
戦後残酷事件の代名詞である吉展ちゃん事件を劇画界の惡の華・佐藤まさあきが漫画化。内容は特にない。
さいとう・たかをとリイド社を模しての佐藤プロからの商業出版なのだが流石に脱力しすぎでは?逆にプロアシで固めたさいとうの剛腕が目立つことに。
真夏とは暦や気温のことではなく、曖昧模糊とした甘い感傷の中に存在するのかもしれない。何となく忘れ、何となく思い出す。
コミティアから帰宅するとバンアレン特訓をした球五みたいな状態になってしまうのだが、何の不思議か会社に行くといつものウダウダ茹だるいノリに戻ってしまうの。会社は最高。
篠澤広さんの「ままならないね」という口癖はジーニアス故の達観では全然なく、むしろ、強烈な痛みや便意をスマイルで一蹴するくらいの切羽詰まったオプティミズムがあると思う。
逆に女性化して欲しいと思うキャラを考えてみたが、既に道満晴明がおんなじような鬼っ娘キャラを描いてくれている。上手い。
バカにされるオウムの衆院選だけど、消費税についての尊師のフォーキャストは確定成就路線に乗ってるのが怖い。