（CPUを５つ搭載）

この絵だからこれができるのよな。逆に言えば最近の緻密なマンガ絵ではもうこれはできないのな。やっても別の意味になるのな。「マンガ」の本質のようなものがここにあるように思う。

「貴様メガドライブの悪口を言ったな！」

オリンピック、キングクリムゾン形式にすりゃいいんじゃねえかな。実はもう開催されて終わってるんだよ。その間の時間はすっ飛ばされて結果だけが残るという。

「劇画」とどう対峙するかの時代だったのだ。桑田次郎は技法上の課題として軽々とクリアした。そして残念ながら何も残ってはいない。手塚治虫はのたうち回るようにして巨大な迂回路を構築した。時と共に劇画は滅び、迂回路だけが残るに至った。人々は奇木の如きその曲折を、雄渾を愛でるのである。

手塚治虫が人格者でないというのは大いなる誤りであると思う。神なのだから。あるいは評者が神や人間というものをよく知らないのだと思う。相手がただの人であれば、手塚は寛容で慈悲深くあったろう。神が虫に対してそうであるように。そして相手が神に迫る者であれば、容赦などするはずもない。

寺沢大介だから。

見りゃわかるだろ。

いらねえよそんな能力。

（それもそうだな）

そのなんとかを詳しく聞きたい。

「それはいやだな」