てんで意味のない。ロジックもオチもないおしゃべり。長年この行為の本質が理解できなかったのだが、今気づいたので記すと「手癖だけで描く落描き」が近いのではないか。落描きに意図やデッサンがあってはつまらん。描きたいから描くのだ。逆にあえてロジックやオチを排除しているのではないか。
鳥の鳴き声を注意して聞いていると、半分は何か意味があって、残り半分は反復や無意味な羅列のように聞こえるのである。実は言語の本質はここにあって「結論から言え」「論理的に話せ」「オチをつけろ」というのが無理強いなのではないか。人は本来鳥のように自由に囀りたいのではないか。
メカは最新流行であるからして、おそらく10年くらいで世間に与えるニュアンスも変化する。藤子Fも気を使っていて涙ぐましい努力をしているので、タイムボートも意外と今なら角ばらせているかもしれない。
若干の藤子Aテイストを感じさせる、これこそ本来の藤子Fの手癖によるメカではないかと思われる。これが一番味があっていいように思われるが、当時「ここだけ古いなあ」と感じたのも事実である。ことほどさようにメカは難しい。
PCエンジンが話題だったようなので「8bit年代記stage02」の該当部分をアップします。ああ憎い。PCエンジンは敵だ。
ちなみに「8bit年代記Stage02」におけるPCエンジンの好敵手(考えるな感じるんだ)セガマスターシステムの扱いはこちら。