本日は、横山先生が高校2年生の時に描いた作品の修復を行っているんですが、改めてその内容を見てみると、高校時代に描いた漫画11作品のうち7作品が西部劇となっていました。かなりハマっていたんですかね。(^^)
#横山初期作品
この「ドリームタウン」は、西部劇に憧れる少年少女が神様によってタイムワープさせられるというもので、その神様を引きずり出してきて願いを強要したり、この漫画の執筆者本人をつかまえて実験台にしたりと、やりたい放題の内容でした。(^^; #横山初期作品
横山先生が高校時代に描いて、いろんな雑誌に投稿していた作品を順番に並べてみるとこんな感じで、圧倒的に西部劇が多かったことが分かるんですが、内容を見てみるとガンプレイと少年主人公との組み合わせが大好きだったみたいで、それが金田正太郎につながっているような。(^^)
#横山初期作品
あと、西部劇が好きだったのは、高校時代に見ていた映画の影響だと思いますが、この高2の時に描いた「西部男」のラストにもその影響が見えますね。 #横山初期作品
ちなみに、この「西部男」には実在するガンマン、ジェシイ・ジェイムスが登場するんですが、調べてみたところ、昭和14年に製作された映画「地獄への道」を見て触発されたようですね。主演はあの名優タイロン・パワーです。(^^)/ #横山初期作品 https://t.co/OyuQ2v8sww
いかにも高校生らしいと思ったエピソードはこれで、この2作品に登場する少年主人公ジョン君のモデルは高校時代の同級生で、作品のベタ塗りなどを手伝ってくれていた方だそうです。「なるほど」というか、この時代に描いた作品の主人公の顔は、ほとんどジョン君なんですけど……。(^^; #横山初期作品
これは横山先生が須磨高校在学時代に描いた4コマ漫画で、学校新聞に掲載されたものですが、左の作者名が本名の「光照」で、右がひらがな表記の「みつてる」になっています。 #横山初期作品
須磨高校時代に雑誌へ投稿していた作品はというと、全て「横山みつてる」という、名前が「ひらがな」の表記になっていました。
ちなみにこの実質的なデビュー作である「畠の宝」は、上三段が横山作品、下一段が別作家という変わった構成でしたね。 #横山初期作品
名前を「ひらがな」表記にしたのは、インタビューなどによると、「光照」という漢字表記だとお坊さんのようで、あまり好きじゃなかったからということのようです。
プロデビュー後のペンネームを「光輝」にしたのも、同じ理由からですね。(^^) #横山初期作品
ちなみに、この高校時代に描いた西部劇の中に「関羽」のルーツを発見しました。うーん、ちょっと無理があるか。(^^; #横山初期作品
先週のつづき。横山先生が高2の時に描いた「みどりさん」の中に自分自身が登場しているんですが、これが作品中に初めて描いた自画像じゃないかと踏んでいます。 #横山初期作品