『マカロニほうれん荘』は一世風靡したギャグの先進性ばかり注目されるけど今読むと「性悪美少女萌え」の先見性も見逃せない。善人揃いの女性陣の中で中嶋敦子・麻美姉妹のそうじ君を落とすための悪辣な色仕掛けの手練手管と届かぬ恋情の悲しみは今読んでも異彩を放っている。
#漫画の名シーン
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『あばしり一家』『喧嘩祭りの巻』では親が喧嘩祭りの戦いで負けた子どもの天ぷらを美味しく頂いてしまうナンセンスなカニバリズム描写が炸裂。モラルをぶち壊すギャグは今では多分アウト。菊の助が「おいちー」と食べた後で吐き出したのは・・・みたいな細かいギャグもある。
#漫画の名シーン
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『ブラック・ジャック』のこれ。医者という存在の限界を突きつけられたブラック・ジャックの心の叫び。それでも彼は決して医者であることを辞めないと分かっているからこそ、より深く胸を打たれるのかもしれない。
『あばしり一家』はギャグ、バイオレンス、SF、エロ、グロ、シュールとバラエティに富んだ連作で永井豪がどんな作家なのかがよくわかるという意味で もっと評価されるべき。大傑作『菊の助の幻想編』での駄エ門と法印大子のやりとりは『手天童子』の親子の情愛を想起させる名場面。
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