絵のモデルってかなり大変と聞きますが……おにお「熊西美術部らふすけ先輩」は美術モデルをする先輩の空回りコメディ。
イロイロ考えちゃってぐるぐるする先輩カワイイ。
各美術作品のフェチっぷりの解説もあったり。参考文献の「ヘンタイ美術館」が気になってます。 #1巻
ビールはうまい。
ルーツ「ルーツビア」読むと酒(主にビール)が飲みたくなる、酔っ払い漫画。
首肯するシーンは沢山ありますが、お気に入りは「外で飲むビールイズグッド!」。野球を肴に酒を飲む。うまい。楽しい。 #1巻
才能とやりたいことが必ずしも一致するわけではない。筒井大志「ぼくたちは勉強ができない」はお勉強ラブコメ。努力型秀才の主人公の苦労は羨ましくも大変そうです。女の子が可愛いのは見ての通りですが、“努力の仕方”を描いてるのもイイところです。あと主人公家族の仲良いのが微笑ましい。 #1巻
東京から名古屋の学校へ転校した陣界斗は新天地での生活に刺激を求めていた所、名古屋愛丸出し女子・八十亀最中と運命?の出会いでつまらなかった日々からカルチャーショックの毎日に!名古屋観光文化交流特命大使に就任の彼女の名古屋愛言動に胸キュン!安藤正基「八十亀ちゃんかんさつにっき」#1巻
人は時に自分の家以外の宿り木を欲する。それぞれの人生の隙間に度々、宿り木で過ごす時間は存在する。山川直人「珈琲桟敷の人々」は或る喫茶店に訪れる人それぞれのエピソードをオムニバスで紡ぐ。喫茶店自体は決して舞台の中心ではないが、宿り木としての共通点が他人への興味を引きつける。#1巻
SF好きあるあるネタ満載でSF案内にもなってるのが大井昌和「すこしふしぎな小松さん」。膨大な名作の数々に「まだアレも読めてない……」ってなりがちなSFファンは多いですが、読む物が尽きないということでもあり。メンドくさい習性含めて「SF(ファン)は楽しい」が詰まった作品。 #1巻
私小説とドキュメンタリーテイストを合わせてドラマ的枠組みで構成をした連作集が百名哲「モキュメンタリーズ」です。作者の分身「百野」の視点から語られる物語は、一本のAVを巡る話であったり、ドルヲタ豪州人の巡礼の旅であったり。執着を巡るドラマはそれぞれ予想もしない結末に。 #1巻
人を折りたたむ猟奇殺人。通称・箱折犯。8年前に起きた事件を追い続ける刑事の周りに再び不穏な動きが起き始める。梶本レイカ「悪魔を憐れむ歌」は緊迫感溢れるサスペンス。犯人の狂った美学に、警察組織内部からの抵抗……画面の端々から溢れる圧迫感、絶望感が半端無い。 #1巻