16/19
ということは「音信不通」までは行ってないんでしょう。さすがにそうなると動くはず。春休みは2日連絡が取れないだけで山田家に凸ってましたし。
市川としては自分は勉強に打ち込みたいし、山田とは「顔を見て話ができるだけでいい」と思ってるので、それほど大事とはとらえてないのかも。
15/19
前回の考察でも書いた「山田は『市川とは住む世界が違う』と感じた」背景にはこれだけの伏線があったということです。のりお先生恐るべし…!
で、今後どうなるか。次回予告や12巻裏表紙(会えないクリスマス)を見る限り、どうやら市川はあまりこの件に関して動いてないっぽいですね。
11/19
ライブ回では金髪にした髪を褒めてもらえると思ったのに微妙な反応だったし、「勝手に触っていいわけない」と言われてしゅんとする。合宿回では萌子と言い合いになり市川と萌子にとって私は邪魔だ、と言って飛び出す。どちらも2人の仲にとっていいことはあまり起こっていないんですね。
10/19
7巻でもらったブレスレットをその後付けた描写は最新話までで2回。(意外と少ない)
117話から始まるライブデートと、133話からの夏合宿2日目です。この2回の共通点は、どちらも「市川と気持ちのすれ違いが起こっている」ことです。
8/19
しかし…
木下におねえのことを褒められた市川は、とても嬉しそうな表情を浮かべます。そして山田は後ろ姿からでも「京太郎が嬉しそうにしてる」ことはわかったはず。
つまりこのシーンは「山田がいなくても市川は嬉しい」ということを表してるわけです。だから「私はいらない」と思った…。
7/19
それは128話で市川が言った「山田がいなくても楽しいけど、山田がいたら嬉しい」という言葉。これ、本当に山田は嬉しかったと思うんですよね。やっぱり市川は私が必要なんだ、と思ったことでしょう。この言葉は山田の大きな支えになってると思っています。
5/19
けれど、自分が市川から離れるほどに、市川と萌子の距離が近づくことはなかなか受け入れられないと思います。
そんな山田が「京太郎とライブを観る」となんとか抜け出した時に「萌子と楽し気に話す市川」を見てしまったら…そして、萌子の場所にはもう自分は戻れないんだと感じてしまったら…。
3/19
ということで、山田の嫉妬も萌子に向かうことが一番多い。
合宿でケンカして、お互いに友情が強まったあとは、あからさまな嫉妬はなくなりますが、気になる存在であることは間違いないと思います。
2/19
④萌子の存在
あの場にもし萌子がいなければ山田は去らなかったかも…。
萌子は「市川をあだ名(イッチ)で呼ぶ」「市川と最初にライン交換する」「オタク趣味にも理解があり、市川と話が合う」(山田の知らないところでラインしている)「頭が良く、市川と一緒に受験を頑張っている」…
22/22
それゆえに2人の間は広がっていく。それを表したのがこの場面。おそらく山田も同じようなことを考えてると思います。
このように、2人がお互いのことを思い頑張る程に、2人の距離が離れていくという構造になっているんですね。なんて残酷な…!
(その②に続く!)
21/22
だから仕事をできる限りやろうと考えた。
加えて市川から「仕事(と市川に)に真剣に向き合うところが好き」と聞き、「仕事を頑張ることが京太郎を幸せにすることにつながる」と考えたのではないでしょうか。
しかし、これも結果的に山田が仕事を頑張る程「市川と会う時間は減る」ことになる。
20/22
たとえ外で会えなくなっても京太郎の気持ちは変わらないと信じてるから大丈夫。(でも本当は毎日会いたい)
この後、山田は自由にふるまう香田ニコを見て、おそらく「ニコちゃんさんのような一流芸能人になれたら私ももっと自由になれる」と考えた。